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20190311:”3.11” - あの日から8年 ( 今になっても想う事 - ③ ) [ただの私見]

 本ブログは一年前のブログ(*1) の続きでもあります。
 既に “風化” も始まろうとしている被災地もある様で(*2)、正に古代ローマ(ギリシャ?かも ← 素養の無い自分には区別出来ていない)の “賢人” が言い得た如く、 “時の流れは全ての悲しみを押しやる” 事なのかも知れない。

 しかし未だに行方の解らない身内の方を亡くされた被災者側にたてば必ずしもそうとは言い切れない部分もあるのでは・・・と改めて強く感じたのは以下の記事に心を打たれたからだ:
  日経紙:2019年2月25日付け朝刊社会紙面:
   ”福島沖 3年振り捜索 海保 不明者の手がかり求め

 東日本大震災で津波に襲われた南相馬市沖で、海中に沈んだままの行方不明者の手がかりを求める福島海上保安部による潜水捜索だ。 遺族の要望に応えた3年振りの捜索だと言う。
 遺族の心は8年程度では癒やされ尽くされる事は無い・・・と推察致します。

ところが:
 そんな遺族を “逆なで” するTVドラマを3年前にNHKBSが放送していた。
 “クロスロード” だ(2016年2~3月;確か6回連続)(*3)

 殺人事件を題材としながらも人間模様を描く野心的なドラマとの触れ込みだったが、最終回になって突如、指紋照合から
   “犯人が3.11被災者の中に紛れ込んでいたので被疑者死亡”
にして急遽終わり。

 推理とか捜査の成り行きを追う筋書きも何もあったモンじゃ無く、“ご都合主義の極み” で番組掲示板にコメントを投稿したが採用されなかった(掲載されていたのは礼賛投稿だけでした)。

 今思い返しても腹立たしい限りです( 原作者はいない様だったので、“脚本家” に対してですが・・・)。
 NHKには “チコちゃん” とか “ブラタモリ” の様なお気に入り番組があるんだが・・・
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(*1):一年前のブログです:
 20180311:”3.11” - あの日から7年 ( 今になっても想う事 - ② )
(*2):一ヶ月前に投稿したブログです:
 20190204:”旧庁舎解体”@大槌町(岩手県)のニュースを観て聴いて・・・
(*3):二年以上前に投稿したブログの中で申し上げました:
 20170108:"刑事フォイル" の再開を ”素直に” 喜ぶ

20190310:福岡 天神(”出没!アド街ック天国@TV東京”) [雑感]

 3月2日(土)夜9時からTV東京で放送された “出没!アド街ック天国” では “福岡天神” 町が紹介されていた。

 現役の頃の自分は北九州市へは50回を超えて出張していたし、福岡市内も20回以上出向いている。 肝心の天神への訪問は数回に過ぎないが、余りの賑わいに驚いた経験があった。
 親父殿は鳥栖市(佐賀県)の出だし、福岡や五島列島の風物を織り込んだ愛読ブログもあったりして、九州地区に “遠い所” と言う違和感は無く、興味深く観た訳でしたが、

  ① “郷土愛” が半端じゃない
     (福岡市民は福岡大好き。ランキング・トップらしい)
  ② 沢山の “屋台” が市のルールを守って営業
     (煮物・焼き物・ラーメン・うどんを楽しんだ事、想い出します)
  ③ “西鉄バス” が縦横に走り回る
     (同社所有は3K台らしい。2両連結車もあって驚き)
  ④ “美人” が多い
     (彫りの深い縄文系に弥生系がやんわり入り込んで
      整ったお顔立ちになった様な事、学者先生が解説されていました)
  ⑤ 個人の名前の付いた大通りがある
    (”渡辺通り”;私財を投げうって街の整備に尽くされたらしい)

等、初めて知る事だらけでまたもやびっくり。

 でも一番驚いたのは
  ⑥ “鯖の天ぷら
だ。
 東西南北に拡がる日本で鯖の食べ方がいろいろあるのは充分に承知していましたが、天ぷらは味わった事がありません。
 念の為に我がワイフ殿に聴いたところ “まっさかっ!” と “絶句”。
 少し怪しくなってきている我が記憶が正しければ “美味しんぼ” でも出てきていないと想ったが・・・?

 “京都土産に” と求めようとしてもいつも売り切れの “い*う” の鯖寿司が絶品なのは良く解っているのですが、天ぷらとは ・・・ 食に疎い “田舎者” でした。

ところで:
 天神は東京で言えば “渋谷”に相当する街との事。
 って言う事は “若者中心の街”(*1) なんですねぇ・・・年寄りは関係ないかっ!?
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(*1):自分の経験を投稿したブログです:
  ”20181011:渋谷は変わっちまったっ!

20190309:”老足”・・・これ読める方は凄い! [雑感]

 見るからに年寄りらしい “たどたどしい足取り” の事で、”おいあし” と読みそうだが、正しくは(?) ”ろうそく” と読むらしい。
 “ATOK” にも “IME” にも登録されていない初めて知る言葉だったが、読む前に観た途端にイメージが浮かぶから不思議と言えば不思議(⇔勿論、国語辞典類には載っています)。

 自分は日本の伝統芸術にも素養の無いのだが、
   山本東次郎氏:”老いに挑む”
   (日経紙:2019年2月24日付け紙面文化面エッセイ)

で知ったばかり。

 氏は伝統ある狂言方で、当年81歳との事だが、伝統芸の在り方とご自身の役割を淡々と述べ、
 -古典芸術の世界には俗に言うピークは無く、”一生が修業”。
 -(故マハトマ・ガンジーの言葉:)
   明日死ぬと思って “生きよ”。 永遠に生きると思って “学べ”。

を旨とされておられると・・・
 氏に比べれば “若輩” に過ぎない自分にはとうてい達し得ない境地ではあります。
 あぁ~あ!

20190308:シクラメン全滅!(冬越し失敗) [自分の事]

 ここ横浜北部丘陵地帯の日中最高気温の底は2月11日の5.5℃だった。 その後は15日に5.6℃を記録したが、16日以後は三寒四温はあったものの、ほぼ10℃前後を越えて、年寄りには外出も楽になってきました。

 この2月に北海道が大寒波に襲われた事は知っていましたが、一年前のメモを取り出すと1月下旬~2月上旬には5℃未満の此処としては厳しい寒い日が多かったが、やはり中旬以降は10℃越えた日が続いていたので、今季が特段の暖冬とは想えない感じがします。

 我が家の直ぐ側にあって毎年楽しませてくれる桜の芽を確認したら2mm程で、未だ色づき前でしたが、気象庁の予報では当地の開花日は3月21日と言う事で、と言う事は昨年と同じで、此処としては早めだ。

 じゃぁそろそろ春花を迎えるか・・・って気になって、我がワイフ殿は萎れてきたパンジーとかを自分には何なのか解らない花なんぞに置き換えを始めた。
 一方の自分は冬過しさせたシクラメンに手を加えようと “秘蔵” の5鉢を改めて調べたら様子がおかしい。 何時のまにか球根が “へたって” いて全滅!
 アッチャァ! ・・・ うぅ~ん、なんてっこった!

 この5鉢は以前、秋の終わり近くに戴くかした奴で、その折りは年明け程迄綺麗に花を咲かせていてくれるのだが、どういう訳か我が家に滞留すると冬の間は根が生長しているのだろうか、春先になって再び綺麗に咲いてくれる。 夏~秋の間は日陰で過ごすかさせて、大体が5回以上の冬を無事に越えていたのだが・・・

 日光浴とか栄養剤を溶かし込んだ水やりも気を遣っていたんだが・・・この冬はそれなりに厳しかったと言う事か。 それとも冬越えの準備に抜かりがあったのか(思い出せない)。
 毎年写真も撮っていたんだが、残念な事してしまいました。

 そんな訳で一昨日、寒さに強いとされるガーデン・シクラメンの小鉢、一番安い奴を手に入れて、今度は ”丁寧に育てよう” と、柄にも無く決意新た・・・ってところです。

20190307:喧嘩相手は ”狸” だったか?(ニャン) [ニャン]

 正月も半ば、我が家のニャン(ソマリ;♂;8.3歳)が右耳下に切り傷を負って帰ってきた。
 気が立っていて、息も荒い。
 深くは無いが、擦り傷では無さそうなので早速何時もお世話になっているワンニャン病院で診て貰った。

 (恐らくはニャンの) “爪傷” らしい。
 我が家のニャンはこの辺りの “ボス座” に居座っていたので、新たな “挑戦ニャン” が現れて争ったんだろうか。 負けたのか?

 念の為に痛み止め&抗生物質の注射をし、三日分のお薬を戴いて我が家で静養となった。
 程なく回復したのだが、どうも様子がおかしい。
 自分と我がワイフ殿が家の周りを何回も歩き回っても “新顔” のニャンは見かけないし、何時もは入っていく里山の中へ行こうとしないのが一ヶ月程も・・・
 
 その内に近所のお方から “最近夕方に子狸が徘徊しているよ” ・・・だって!
 ってことは?・・・もしかするとニャン同士の喧嘩ではなく、里山に住み着いている狸のテリトリーに入り込んでの争いだったかもしれない。

 うぅ~ん・・・どんなニャンでも狸には敵うまい
 強敵に違いない・・・完治しているんだが・・・気がかりな毎日なのです
 (>_<)

20190306:いつかは? ・・・ ”AI” が ”神様” に? [ただの私見]

 いつかきっと登場するに違いないと想っていた “AI-搭載仏像型ロボット” ・・・ やっぱり!

 2月23日に “高台寺”@東山区(京都市)に説法を解く “観音様” としてご披露された。
 “マインダー” と名付けられ( ← その “謂われ” は想像がつくところですが・・・)、人型ロボット(いわゆる “アンドロイド”)研究者として余りにも有名な石黒浩教授@大阪大学の研究室が主導して設計製作されたとの事だ:
  日経紙:2019年2月24日付け朝刊社会面:
    ”アンドロイド観音が説法”- 京都・高台寺 阪大などと製作

 なんと写真付き。 穏やかなお顔つきだ。

 我が国では “AI-搭載仏像” がいつかは・・・と想っていたのは、素人向けの読み物:
   岡本裕一朗:”人工知能に哲学を教えたら”
     (SB新書版;2018年9月15日付け初版)
を読んでいたからに他なりません。 

 この書では AI に関わる諸疑問:
  ① “倫理” を教えられるか
  ② “認知” は可能か
  ③ “アート” を理解出来るか
  ④ AI にとっての “幸福” とは
  ⑤ “仕事” を奪うか
  ⑥ “神” になるか
  ⑦ 人類を “滅ぼす” か

について “易しく” 解説してくれているのだが、⑥でまさにネットワークを介して繋がった “智&知を網羅的に搭載して最強となった AI” が人間のあらゆる悩み相談に答え得る存在となったあげくの果てに “神になる可能性” を論じているのです。 著者は "哲学者" ですので、勿論 "神とは" についての定義を論証してからの解説なので、素人でも理解出来た訳です。

 でもって、読んでいる最中に、古今東西の宗教のあらゆる経典と数多くの説法を収めた AI なら神様になれるんじゃぁ・・・と想ってしまっていたのです。
 更に、仏教の様に仏像を拝む宗教であれば、仏様の形態を模したアンドロイド型としてはどうか・・・なんてぼんやり考えていましたが。


 驚きました。
 こんなに早く観音様の形で歴史あるお寺さんに登場するとは。
 これからいろんな経験を積んで学習強化に努め、どんなお坊様よりも上手にお経を詠み、賢い説法をされる様になる・・・可能性大かも。
 その時、”お坊様の役割” はどう変わっていくのか・・・興味深い課題ではないでしょうか?

20190305:指導者の器 - ”東西” 比べっこ [ただの私見]

 3月1日付け各紙朝刊は米朝首脳会談@ハノイ(ベトナム)の決裂記事満載だったが、この日はお隣半島国家にとっては “抗日決起100年” と言う事で、”反日&親北” 大統領にとっては、米朝会談成功を捉えて一段と強い反日姿勢を打ち出す “またとない機会” だった筈だ。

 指導者に限らず誰でも “100年は節目” で、滅多な事では遭遇しない。 でもって、言う迄も無く指導者にとっては “歴史に残る” 演説を狙うのが当然な筈だ。
 そんな訳で、お隣半島国家大統領の演説内容を1日のネットニュース&2日付け新聞で読み込んだが、反日をベースにした “中身の薄い後ろ向き演説” に過ぎなかった(まぁ、予想はしていたが・・・)。

そこで想い出されるのは:
 “第一次世界大戦終結100年記念式典” でのマクロン大統領@フランスの演説だ(@パリ市;2018年11月11日)。
 第二次世界大戦を含めて歴史上常に “宿敵” であったドイツの首相を招いた上での “世界情勢を踏まえての前を向く” 演説だった。

 さすがに若いながらも EU を率いる国の指導者だけの器で、政治に疎い自分ですらこの方が “歴史を意識” した演説をものにした事が理解出来る。
 つまりは、フランス&フランス人にとってドイツ&ドイツ人は決して好きな国&国民では無い、いわば “宿敵の間柄” の筈だが、それを “乗り越えて” これからの歴史を作ろうとする姿勢だ。

 要すれば、フランス国民はそれだけの器の大統領を選んだ訳だ。
 “自由”・”平等”・”友愛(博愛)” を国家標語とする国/国民ならでは・・・なのだろう。

比べて:
 お隣半島国家指導者の姿勢は “反日の血” しか流れていない薄っぺらなものだった・・・と感じ取ったのは自分だけでは無かろうと想うのです。
 フランスの指導者とは比べようも無く、歴史に残る存在にも演説にも "とてもじゃないけど" 見えやしない。

と言う訳で:
 偶然だったが、”100年式典” 演説で国家指導者の “器” を東西で見比べる事が出来ました ・・・ 多分、こんな事は誰も何処でも語られる事はないでしょうが (>_<)
 何せ我が国民は極めつきの忘れっぽさの持ち主で、4ヶ月も前の事なんか覚えている方が希有の存在だ・・・たははっ(少し悲しい)
 とは言え、”僅か” 4ヶ月の間に “指導者にもピンからキリ” まである事を垣間見れたのは少なからぬ “収穫” でした。

20190304:クルマの自動ブレーキ [雑感]

 例の走行中にカメラとかレーダーの類いで前方車とか障害物を察知し、危険と判断した場合に自動でブレーキを作動させる仕組み、”衝突被害軽減ブレーキ” と言うらしいが、”国連欧州経済委員会” がこの2月12日に導入義務付け規則を定めた様だ:
  日経紙:2019年2月13日付け夕刊第一紙面:
    ”自動ブレーキ搭載義務化
     - 日欧主導、40ヵ国・地域合意 自動運転車見据え

 合意した国・地域では2020年には適用開始になるとの事で、誠に結構。

 ノーテンキな自分はこのシステムはとっくに “新車標準装備” と想っていたのです。
 でもって当然の事ながら、2年前に20年間程に利用してきた車から乗り換えた国産コンパクトカーにはこのシステムが搭載されていて、前方のみならず、バックで車庫入れする際の障害物検知/停車も可能だ。
 が、実際に作動させた事は無く、従って自動ブレーキについては試乗の際に経験しただけに留まっている。
 その時の経験でも正直、”おっかなびっくり” で、 “どきどき” していた。

 記事によれば、我が国ではSUBARU社が先行開発して “アイサイト” を “レガシー” に搭載した(2010年)のが最初だったそうで、今や我が国新車搭載率≒77%(2017年)で、技術・システム化・搭載化実績で世界に先行しているそうだ (^^)/
 因みに “アイサイト” とはクルマの運転を “愛妻と” 交替でする時のお互いの用心・安全を願っての事だと飲み屋でジョーク交じりで聴いたことがあったかなぁ・・・ホントかいな?
 10年近く前の事で、今となっては誰が言ったのか忘れてしまっているが・・・
 m(_ _)m  

 今のところ自動車大国の米国・中国・インドはこの規則制定には参加していないが、自動運転車実用化の先陣を切る米国では2022年9月までに新車搭載率100%を目指しているらしい。

 安全装置の標準搭載は大歓迎だ。
 ついでに前方/後方に限らず全方向を感知して “煽り運転車” は勿論、速度違反車逆送車、ウインカー無しの急な車線変更車信号無視車等々を次々に “自動特定” し、”自動的に至近警察への通報” + “ドラレコ自動記録”等、整備させて欲しいものです。
 データー通信も5G時代に入ると言う事で、その気になれば出来る筈・・・だと想うのです。

20190303:TV出演する国際政治専門家/評論家って・・・ [ただの私見]

 柄にも無く2月27日からの二日間に渡った米朝首脳会談@ハノイ市(ベトナム)のニュースを興味を持って見て聴いていた。
 大方の “予想” を裏切って合意に至らず “物別れ”、もっと率直に言えば “決裂” に終わった。
 外交儀礼上、米国大統領も国務長官も相手を非難する事無く、次回会談の予定はないものの会話は続ける用意はあると表明している。

 本会談に入る直前の顔見せセレモニーの席で、恐らくは史上初となる記者からの質問に "にこやか" に応えた北の独裁者の会談後記者会見は無かったのは当然だろうが、先ずは側近が決裂の責任を米国へ転嫁させるに違いない。

 “安易な妥協が無かった” と言う事で、当事者外で当面は一番安堵しているのは我が国総理大臣、一番がっかりしているのは半島南のトップと言う、皮肉な結果となった。 何せ半島南トップの究極の狙いは “南北統一/反日半島形成” の筈だったから・・・とは "飲み友" の見解。
 ふうぅ~ん、そうだったのか?!

ところで:
 28日午後、現地に乗り込んだ報道陣とTVニュースキャスターの慌て様はみっともない程だった。
 加えて、TV番組に出演していた “言うところの国際政治評論家” とか、”アメリカ政治 または半島政治を専門とする識者” は事前に誰一人とも予想もしなかった結果に “苦しい言い訳” しか出来ていなかった・・・様に自分は感じ取りました。

 二日目の拡大会議開始前のテーブルで向き合った両国からの出席者を見て自分が?と感じたのは、何と米国側の方が一人多い! 画面左側一番手前のボルトン補佐官だ。
 この方は "ネオコン" の代表とも言われてきていて、前のブッシュ(子)政権時に話題をまいた方だ。 最後の段階になって "表" に出てきたからには波乱あるのだろうか?・・・とさえ感じ取った。

 だのに殆どの専門家・解説者はこれに触れていなかったのはお粗末だった。
 自分が見て聴いた範囲に限れば、冷静に論評を下していたのは手嶋隆一氏(外交ジャーナリスト;元NHK・ワシントン支局長)だけだったです。

 TVに出演する政治評論家とか半島専門家とかいっても、豊富な情報は持っている筈なのに素人と同じような見解しか持ち合わせていない人等が殆ど・・・と言う事が “よぉ~く” 解りました。
 てへっ!

20190302:想い出も消える? ・・・ ”土星の輪” 消滅(一億年足らずで) [雑感]

 自分が中学1年か2年生の頃だったと想うが、部活で天体部(天文部?)とかに入って理科の教師からお月様とかいろんな惑星の望遠鏡観察指導を受けた時期があった。

 多くの方と同様、星とか宇宙ってモンに関心を持っていた頃の事です(*1)
 中でも “土星の輪” を観た時の驚きは衝撃的でした。

それが:
 最近の研究によれば、その輪は成分である “氷” が少しずつ “溶けて” 土星本体に降り注いでいて、”いつかは消滅する” との記事に驚いてしまった(共同通信:2019年1月18日付け各紙 ・・・ 一ヶ月以上も前。予定稿として仕上げていたのが忘れていて ・・・ m(_ _)m )。

 土星本体の生成は46億年前とされていたが、輪の方は1億~数千万年前、”つい最近” に形成された事が米国+イタリア研究チームによって解明されたそうで、その寿命も ”あと僅か” 1億年足らずとか。

 人のY-染色体の寿命が “あと500万年” とか(*2)、宇宙の寿命は “少なくともあと1400億年” とか(*3)いろんな事の “寿命” が解ってきているんですねぇ。

 世知辛いニュースばかりの中で “へぇ~” と教えられると、気宇壮大なお話に何故か穏やかな気持ちに・・・歳のせいかしらん?
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(*1)20180228:古在由秀(こざいよしひで)氏逝く
(*2)20190208:大変だっ? Y-染色体 ”消滅”(500万年後)
(*3)20181006:少し安心?(宇宙の寿命)

20190301:ドナルド・キーン氏逝く(”日本学” 学者/”日本文学” 者) [故人を悼む]

 こうも訃報が続くのは・・・
 2月24日逝去。享年96歳。

 夜更かしていて朝寝を貪っていた9時、前夜から付けっぱなしのNHKラジオ放送が ”日曜討論会” 開始直前に伝えた “速報” で目が覚め、知った。
 お歳から言えば天寿を全うされた大往生と言えるかも知れないが、我が国は計り知れない “智” を失ったとも言えるのではなかろうか。

 もとより自分は日本文学への素養は皆無だが、この方が古今の日本文学の系譜と変遷を俯瞰した深い研究をされた事は知っている。
 恐らくはこの方を超えて “日本” 学・”日本文化” 学・”日本文学” を語り得る人材は輩出しないかも・・・とさえ想ってしまいます。

 自ら英訳して海外へ精力的に日本文学を紹介され、故・川端康成氏のノーベル文学賞受賞にはこの方の推挙が大きく預かったとも言われている。
 新潟地震/東日本大震災を受けた被災者に心を寄せ、ついには国籍まで日本に移された方だ(確か、アメリカの智・良心が一つ失われた・・・って言われたんじゃなかったか?)。
 恥ずかしい日本人が沢山いるというのに・・・

 それにしても “同じ名前” の持ち主でも、何事もディールの対象としてしまう “大統領” とはえらい違いで、今更ながらアメリカと言う国の “知に関わる人材” の広さ・深さに気がつかされる。

 心よりのご冥福を祈ります。
 しばし黙祷。