20210110:”本物” の二重スパイ モスクワに死す [ミステリ三昧]
12月27日付け外電(タス通信@ロシア)によれば、英国スパイとして活動していながら、その実、旧ソビエト連邦(実質、現ロシア)に機密情報を提供していた二重スパイ:J.ブレイク氏が26日にモスクワにて死去したと伝えていた。 享年98歳。
波瀾万丈の生涯だったらしく、同記事によれば、
① 英国外交官として韓国駐在時に朝鮮戦争勃発
② 北朝鮮がソウル市占拠時に拘束され
③ その間に共産主義者に転向
④ 終戦後に解放され、英国本国へ帰還し、情報部門で活動
⑤ 二重スパイとして機密情報をソビエト情報機関へ流す。
⑥ その機密情報事例として
- 英国/米国が共同で掘ったソビエト通信盗聴用ベルリン地下トンネルの存在
- 東欧で活動する英国スパイ情報
等があったらしい。
⑦ 1961年に二重スパイが発覚し逮捕され、禁錮42年の判決
⑧ が、刑務所から "脱獄" ⇒ ソビエトへ亡命し、モスクワ在住
でもって、
⑨ ソビエト時代はおろか、現ロシアでも "英雄視" されていたそうで、
プーチン大統領が追悼文を贈ったそうだ。
ベルリン市内には秘密の地下トンネルが結構ある・・・とは、東西冷戦時代のスパイ物の定番だったが、本当の話だったんだ。
こりゃぁ、まるでつい先日無くなったジョン・ル・カレ氏の世界(*1) そのものかも知れんぞ。
代表作ともされる "寒い国から・・・" では正に二重スパイの正体や如何に・・・が本筋だったしなぁ。
我が国はスパイ天国とも言われている・・・と何かの記事で読んだ記憶があるが、正に "事実は小説より奇なり" なのかも・・・世界は凄いね。
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(*1):20201223:ジョン・ル・カレ氏 逝く(エスピオナージュもの)
波瀾万丈の生涯だったらしく、同記事によれば、
① 英国外交官として韓国駐在時に朝鮮戦争勃発
② 北朝鮮がソウル市占拠時に拘束され
③ その間に共産主義者に転向
④ 終戦後に解放され、英国本国へ帰還し、情報部門で活動
⑤ 二重スパイとして機密情報をソビエト情報機関へ流す。
⑥ その機密情報事例として
- 英国/米国が共同で掘ったソビエト通信盗聴用ベルリン地下トンネルの存在
- 東欧で活動する英国スパイ情報
等があったらしい。
⑦ 1961年に二重スパイが発覚し逮捕され、禁錮42年の判決
⑧ が、刑務所から "脱獄" ⇒ ソビエトへ亡命し、モスクワ在住
でもって、
⑨ ソビエト時代はおろか、現ロシアでも "英雄視" されていたそうで、
プーチン大統領が追悼文を贈ったそうだ。
ベルリン市内には秘密の地下トンネルが結構ある・・・とは、東西冷戦時代のスパイ物の定番だったが、本当の話だったんだ。
こりゃぁ、まるでつい先日無くなったジョン・ル・カレ氏の世界(*1) そのものかも知れんぞ。
代表作ともされる "寒い国から・・・" では正に二重スパイの正体や如何に・・・が本筋だったしなぁ。
我が国はスパイ天国とも言われている・・・と何かの記事で読んだ記憶があるが、正に "事実は小説より奇なり" なのかも・・・世界は凄いね。
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(*1):20201223:ジョン・ル・カレ氏 逝く(エスピオナージュもの)