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20210512:この方にお委せ・・・大丈夫?(コロナ禍) [ただの私見]

 先週GWの最中、民放TV昼のニュース番組にご出演された西村経済再生担当大臣にしてコロナ禍対策担当が、
  - お札についたCovid-19は一週間 "生きている"
  - なので、触ったら必ず手洗いを。
  - そして出来るだけキャッシュレスを。

と仰ったようだ。
 加えて9日の日曜討論@NHK総合では
  - クラスター発生を未然に、或いは早期に捉える為に
   "抗原検査" キットの配布を

お考えになるとも仰っていた。

1."ウイルスが生きている"
 ・・・ とはおかしな言いまわしだが、"病原性が残っている" ・・・ と、好意的に解釈しておこう。
 だが、お札についているとされた Covid-19は、それが持つ核酸の特徴的塩基配列が(例えばPCR検査で)検出されたと言うだけで、それを以てして生きている事にはならない。 生きている・・・って言いまわしがOKなら、"死んだ" Covid-19であっても、その塩基配列の残骸があればPCR検査で(増幅操作によっていくらでも)検出されるので、その紙幣にさわったからと言って直ちに感染すると言う訳でも無い。
 勿論、用心するに越した事は無いだろうが、エアロゾル迄含めた飛沫による感染の防止こそが要であり、西村大臣の言い様は余りに "情緒的" だ。 米国大統領も仰っている・・・五輪パラリンに米国選手団を派遣するかどうかは "科学的に判断" すると。
 この考え方の行き着く先は "マスク着用義務化" に他ならない筈だ。

2.抗原検査キットを・・・:
 "広める事こそ重要" とは一年前に感染症専門医師が何回も指摘されていた筈だ。
 伝える所によれば、これも厚生労働省医系技官が押しつぶしてきた様だが、現下の凄まじいコロナ禍の有様を観てどうしようも無くなったのだろう。
 一年も経っての今、やっとの事だ。
 精度が低い・・・って言っても一定期間を経て繰り返し検査を続ければ不確定性は都度減っていくのだ(大腸ガンの早期発見の為に血便検査を継続的に行う事も同じ理屈だ)。 "継続こそ力" だ。

・・・と言ったところで:
 専門家の先生方が詳細にコロナ禍感染状況をステージ分けしているのだから、国民に自粛要請をするのなら、いわゆる "総合判断" なんぞは入れないで、
   - どのステージになったら解除
   - どのステージへ戻ったら再び自粛要請

って、宣言して戴きたい。

何故って・・・:
 国会には多種多様な業界団体に "深く" 関係した先生方が大勢おられる様だから、所謂 "総合判断" に科学性/公平性/中立性なんぞがあるとは既に信頼していないのだから。

更に加えれば:
 行動変容の "見える化"、例えば "不要不急の外出は控えて" ・・・ なんて言うのでは無く、
   - 外出(含・飲食)は、1回/週だけ。一時間以内。
とか、
   - 買い物は、居場所から5kmの範囲内で1回/週。一時間以内。
とか、
   - 飲酒は、アルコール**gr/回。一時間以内。

の様な具体的な目標数字を要請に折り込む事こそ解り易いと言うモノだ。
 それとも我が国は、国民が "忖度" して呉れるとでも考えているのか・・・な?

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