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20220722:”置行堀( "おいてけぼり" )ニッポン” はゴメンだが・・・ [雑感]

 江戸時代、本所界隈は堀川が縦横に巡らされていて、そこでは魚がよく釣れたそうだが、釣り過ぎると水の中から
   釣った魚、置いてけ

って言う不気味な声が釣り人にかけられ・・・っていう七不思議の一つがあって、"置行堀"(おいてけぼり)って言う "落し噺" にもなっている。

 何故こんな噺を想い出したのかというと、我が国の立ち位置がどん*2低下し、世界どころか、アジア地区に於いても置行堀を喰らっているとのニュースが余りに多いから。

 ざっとあげても、
   科学技術論文引用頻度や最先端技術特許出願件数・・・①
   大学ランキング・・・②
   労働賃金水準や部長級給与水準・・・③
   ジェンダー格差・・・④
   ・・・

等々、"じり貧" 動向が続いているとの報道ばかりだ。

 ①については、引用頻度が高い論文即ち質の高さを保証する訳では無いが、世界中の研究者の注目度を表してはいる訳で、近年のランク落ちは寂しい限りだ。 特許出願については機密保持の観点から内密にしておく傾向が過去にはあったが、現在は防衛上から細心の注意を払いつつも出願するのが常道になってきているから、これも気がかりには違いない。

 ②については、アジアの中でも格落ちが囁かれている様だが、我が国の核心とする大学機関へ国や民間からの資金注入がままならない限りはこの傾向は収まるまい。

 ③についてはG7とかG20の中でもランク落ちが激しいのは政治の貧困と平々凡々たる企業経営者がワンサカいるからだろう。 多分だが、そう簡単にはリカバリー出来るとは考え難い。

 ④は最早 "国民病" で、村社会風土が続く限り是正は遅遅たるもんだろう。

 こう観てくると世界から置行堀を喰らっている我が国の今を否応なしに知らされ、ゾッとする。
 "聴く力" 自慢は良く解ったから行政のトップには "やる力" を磨いて、即実行して欲しい・・・と想うのは老生だけではありませんよねぇ・・・

そう言えば・・・:
 そろ*2千秋楽を迎える大相撲名古屋場所だが、その5日目(14日)、カド番を迎えている大関正代関が元気なく平幕若元春関に負け、NHKR1で解説されていた元横綱北の富士関が
   大関になってから、まともな稽古をしていない。
   もう、"手遅れ" ・・・

って厳しくも指摘されていた。
 日本も、正代関も手遅れにならない様、祈るばかりデス。

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