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20220711:安倍晋三氏逝く(元総理大臣) [故人を悼む]

 7月8日に逝去。 享年67歳。

 突然の死。 それもあろう事か、テロによる凶弾死だ。
 当日の午前は国がらみプロジェクトに関わる書類審査にせいをだし、一息入れようと居間に下りていったら、TVを観ていた我がワイフ殿が
   安倍さんが撃たれたっ!

って叫んでいた。
 当初意味が解らずに "ぼ-っ" としていたが、速報で参院選遊説先の大和西大寺駅(@奈良市)側の路上演説中に銃撃されたとあった。

 この21世紀で・・・安全神話のこの日本で・・・と思い込んでいる間は俄には信じられない事だった。

が・・・:
 この日の午後から夜半にかけたTV各局の報道を観て聴いている内に感じたのは
   -安倍元総理が演説されている時、誰の一人も背中側を観ている警護用人は見て取れない
   -犯人が後ろ側へ歩み寄っているにもかかわらず、誰一人としてこれを止め立てしていない
   -一発目銃声直後に直ぐ側にいた筈の警視庁派遣SPが安倍元総理をかばい立てしていない
   -これ等は明らかに警備警護になっておらず、警察側の致命的な失態

との事だった。
 どうやら警察OBの方や警備専門家の方々の指摘はもっと厳しく、いくら前日夜の急遽決まった訪問とはいえ、国家要人の警護に関わる "危機意識の欠乏" と "不慣れな実態" が明らさまとの事だった。

 我が国は安全・・・との神話が生きているが、冷静に過去を捉えればそうとは言い切れない(*1)
 謙虚な見直しが必要だが、果たして・・・奈良県警の言い訳だけは聴きたくない。

それに、これこそ肝要な事だと想うのだが・・・:
 外交ではめざましい成果を収めた政治家で、この方を肩代わりする "人財" に我が国は恵まれていない。
 この複雑かつ危機を迎えている世界情勢の中で、我が国外交の舵取り役が存在しないのは致命的な不運としか言い様がない。 大袈裟な言い方だが、事、外交に関する限りは "国運危うし" だ。

 この方には功罪多々あるだろうが、それは司法、及び後生の歴史家が調査検証評価する問題で、当今の政治評論家がしゃしゃり出て下す事では無い。
 老生はそう考えます。

 いろいろな意味を含めて、故人の冥福を祈る他は無い。
 黙礼。
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(*1)20190129:日本はテロの国なのか?

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