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20210707:時代は変わった・・・付いて行けない(オンライン労働組合) [雑感]

 この歳になって初めて知った労働組合の現状・・・正直、驚きました:
   「正社員クラブ」 もう限界
    - オンライン労組が台頭
    - 世界の若者動かす
   (日経紙:2021年6月28日付け朝刊インサイドアウト紙面)

 この記事によると、我が国の企業内労働組合組織率は今では20%を切っているそうだ。 1960年頃のそれは55%超だったそうだからその激減振りが解る。

 理由は
   - 自分にとって "メリット" が無い(50%超)
   - "組合費" を負担したくない(40%弱)
   - "人間関係" がわずらわしい(25%弱)
   - "興味" が無い(〃)
   - 活動に参加する "時間" が無い(20%弱)
   - "イメージ" が悪い(15%強)

らしい(複数回答アンケート結果; ”***” は当方が加筆)。

 企業内組合は正社員から構成される事例が殆どだから
   "正社員クラブ"

って揶揄されているらしい。
 自分が現役の頃の組合は確かにそうだった。 職場代表は順繰り/否応無しに "学卒(正)+高卒(副)" がペアで選ばれ一年間勤めるもんだった。

 最近、これに替わって台頭してきたのが
   "オンライン労働組合"

と言う事だ。 ネット上で団結する仕組みだ・・・と言うからその存在自体に正直に驚いた。
 主なる対象は正社員に対峙する形で、フリーランスやギグワーカー(ネット経由で単発課題毎の請負業務遂行者)が主構成との事だ。
 会費も激安で、企業内組合では平均が凡そ¥3.7K-/月が、国内事例ではゼロ円との事で、運営費は労使トラブル解決金からの寄付で賄うらしい。

 既に陳腐化していると言ってしまっては大変失礼になるが、鉢巻き姿でわずかな賃上げを勝ち取る為の春闘では若者を引きつける事は出来無いという。
 オンライン組合加入者の関心事は賃上げに限らず
   - パワハラ
   - セクハラ
   - 企業の社会貢献等

と広がっていて、旧来の企業内組合では取り上げられない課題であって、正に価値観の多様化に伴い働き方が大きく変わってしまっている。
 今の自分だったら、恐らく立ち往生して判断に苦しむだけだろうなぁ。
 ここ迄も変わってしまうと、老兵は消え去るのみしか選択肢が無いので、
   頑張れっ!若者!

・・・としか言い様が無いデス。

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