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20211110:”異国” で開花・・・天賦の才能(オ-タニ選手@MLB&J.ムーア選手@ラグビーJPN代表) [雑感]

 勿論本人の人一倍どころか数倍~数十倍の努力もあったのだろうが、天賦の才能が異国で開花した紹介記事に興味が惹かれた。

その1:オータニ選手
 今更だが、ずば抜けた "リアル二刀流" を示した今シーズンだった。
 その裏にはエンゼルスというチームのGM+監督のクビを覚悟し、自由にやらせる前例にとらわれない手腕があったそうだ:
   "大谷リアル二刀流実現の舞台裏"
    - ルールを作らないルール
   (日経紙:2021年11月1日付朝刊スポーツ紙面)

 もしNYヤンキースの様なチームだったらこれ程の活躍はなかったのではなかろうか。
 勿論出来上がった選手を強引に手に入れる読売巨人軍の様なチームでは育成なんぞは期待出来ないに違いない。
 それ程にエンゼルスと言うチームのGMも監督もオータニ選手の技量と人柄に信頼をおいていた様子が詳しく紹介されていた。
 彼はベスト・チームを選んだ訳だ。

その2:J.ムーア選手
 "ロック" を担うラグビー日本代表入りしているオーストラリア出身選手だ。
 2019年W杯では福岡選手や松岡選手の華麗なトライに湧いたのだが、その伏線の一つはこのロックとしての活躍があってこそだった:
   "豪快タックル チームの支え"
   - ラグビー日本代表豪出身ムーア
   (日経紙:2021年11月5日付朝刊スポーツ紙面)

 本国では13人制ラグビー選手だったが15人制へ転じ、日本へ来て(2016年)から、一年間のつもりがチーム(=NTTコミュニケーションズ)のコーチ&経営陣に恵まれ、2019年には代表入りを果たし、今では "代わりのいない存在" になっている。


 こうした二人の活躍をみると、天賦の才能に恵まれていても、それが開花するには
   -それを "見抜く人材"

   -"育て得る環境"

が必要だと言う事の様だ。
 とすれば、何か "ツキ" なんかじゃ無く、持って生まれた "強い運命" の様なモノを感じる・・・のは昭和世代だからか・・・な?

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20211109:”規格外” とは ”多様性”(野菜の話) [雑感]

 よその国ではどうなのか知るよしも無いが、我が国では農協とかを経由して一般店舗に納められる野菜類はサイズ・形・重量等、野菜毎に規格がきちんと定められていて、"規格外は廃棄" されるのが実態だ。
 自動区分け&箱詰め等+価格設定の合理化/効率化手段であって、農家の方もやむなく従っている例が多いそうだ(2021年11月5日放送NHK総合TV・18:00頃の関東圏ニュース)。

 規格外だからといって "味" が特別に劣っている訳では無い。 "SDGs" が声高だかに喧伝されている割りには "屁とも思わない" 無神経な仕組みだ。

が・・・:
 埼玉県某地区では、さすがにそんな現状を見かねた地元大学生等が
   "規格外野菜" を "多様性野菜"
と称して廃棄される寸前のを譲り受け、近隣のレストラン等へ配布し、立派な料理に仕上げている・・・そんな新たな仕組みを定着させようとしている様だ。

 "規格外を多様性と読み替える" とは・・・若い方々の感覚は瑞々しい。
 こう言う方々が資源・環境問題を本質的なモノとして感じ受けているのでしょうねぇ。
 大人は信用出来ない・・・の様な事を、あの北欧の若い方がCOP26会場前で演説されていた程だ。
 が、そんな派手な活動よりも地元密着・地味な取り組みに励んだ大学生の方を自分は支援したい。
 老生の様な衰えた灰色脳細胞の持ち主には思いも付かない。
  恐れ入りました(衰えたとは言え、"恐れ入谷の鬼子母神" ・・・ なんて陳腐な台詞は言わないけど)。

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20211108:まただよ・・・¥10万円支給 [雑感]

 今度は18歳以下か未満を対象に¥10万円支給する事になりそうだという。
 名目は、コロナ禍の下で苦しんでいるであろう "子育て世帯" への支援・・・だそうだ。

 そりゃぁ、貰うに超した事は無い・・・って事はない
 何故なら、それは国会の先生方の懐から供出して戴くお金では無く、税金から支給されるだけだからだ。
 我が国の予算は税収入不足から国債の名の下の "借金まみれ" で、その "ツケ" は結局は10万円支給対象の方々が近未来に所得税とか住民税等々でそれ以上を負わされる事になるのを忘れてはならない。

 "現ナマ" をばらまく・・・こう言う政治は洋の東西に関係なく政治家のやる事では無い。 "政治や" のやる事だ。
 政治やは沢山の国で沢山いましたねぇ。

 政治家なら、
   高所得者への税負担↑・・・①
   一定所得以下の世帯の税負担チャラ・・・②
って事ぐらいに切り込む決断をして欲しいもんだ。

 今の総理大臣は①で自民党総裁になった筈なのに、なったとたんに引っ込めたからなぁ・・・只のラッパを吹く政治やに過ぎない。
 なんとまぁ、情けない。

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20211107:びっくり!マッチング・アプリで選択&投票(衆議院選挙) [雑感]

 今のお若い方々には素直に頭が下がった。
 何とまぁ柔軟な考え方の事よっ!
 候補者&政党を "マッチング・アプリ" で選ぶとはなぁ・・・!

 基本は決まっているけど、場合によってはその時の政治情勢に感覚的/感情的な思い込み/決め込みで候補者&政党を選ぶに過ぎなかった自分だったが、某TV番組のインタビューを受けた投票した20代の方々の多くが、数十の質問/疑問に対する自らの想いを選択肢から選び、総合的に最もマッチする候補者&政党へ投票したと言う。

 恐らくは自分の様な昭和世代の選択よりも "しがらみに縛られない" 合理的な選択になっているのかもしれんなぁ・・・

 お若い方々に教えられた感じで、来年の参議院選挙の時は自分も試してみよう・・・そんな想いをしています。

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20211106:マスメディア予測惨敗(衆議院選挙) [雑感]

 10月31日に実施されたこの選挙。
 当日夜のTV番組では、どこの局も20:00になったとたんに各党当選獲得数予測をこれ見よがしに示していたが、"全敗" だった。
 何処の局も "自民敗退/立民躍進" ・・・ だったが、大外れに終わった。

 事前の地域情勢調査に加えて、自分の所の投票所では無かったが、所謂 "出口調査" 結果に基づいているんだろうが、こうも惨敗するとは何故なのか。
 今の調査技術は昔とは比べものにならん位に超多数のサンプリングによって精度が上がっている筈なんだが。

 マスメディアによる事前報道のアナウンス効果では説明出来まい。
 結局はいくら努力しても "期日前投票" についてはタッチ出来ない上、、"出口調査に偏り" があるのではなかろうか・・・としか考えつかなかった。

そうしたら・・・:
 どこかのネット解説によれば、出口調査でインタビューとかアンケートに協力するのは革新系支持者層が多く、保守層の多くは応対を拒否するからでは・・・との推察がなされていた。
 典型的な事例として
   2014年&2019年米国大統領選
を引用していて、出口調査に対応するのは民主党支持層で、トランプ氏支持派は応答しない例が多かったとの事だった。
 同じ事が今回の選挙でも生じたんじゃぁないか・・・と。

 うぅ~ん。
 そうか・・・なぁ?
 どうも良く解らない・・・まぁ、どうでも良いけど。

因みに・・・:
 自分の投票先は、どうやらこうやら "死に票" にはならんかった様だ。



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20211105:”書く自由/権利” があるなら ”書かれない自由/権利” もあるべきだ(ただの私見)。 [ただの私見]

 EUでは、自分の過去に関わる個人情報をネット上から削除する権利が認められ、これが契機となって今では
   "忘れられる権利"
が法的に認知されている(現在は "削除権" とか "消去権" と言われる)。

 何事においても後追いがかっている我が国では法的な論点整理さえ進んでいない様だが、今のところは個人情報保護の観点に沿う形でプロバイダー側が個人からの要請を受けている段階だ。
 それでもせいぜい "削除止まり" で、"加害側への懲罰" は無いに等しい・

 一方、"報道の自由" については "万人"(?)が認めるにしても、公人ではない
   "民間人の個人情報を当該者の了解無しに報道する事が黙視"

されている事に自分は納得がいかない。
 単純化して言えば "プライバシー" の侵害だ。
 うろ覚えに過ぎないが、確か故・三島由紀夫氏の何とかという小説が
   自分の私生活を暴露していて、プライバシーを
   侵している

とした訴訟があって、東京地裁(?)が著作者と出版社に弁償金支払いを命じた事件が我が国の最初の判例だった筈だ。
 "プライバシー" ・・・ って言う聞き慣れない用語を解説した新聞記事を読んだ記憶がある。
 今では侵害要件が整理されていると想うが、それにしても最近の小室圭さん真子さんご夫婦についての細やかな事まで報じてやまないマスメディアの "節操の無さ" には嫌悪感さえ感じる。 ご夫婦の方は訴えたくても出来ない環境に置かれてしまっている様に老生には見える。

 世に "有識者" と呼ばれる方々は、
  "報道の自由/権利"
と同時に、
  "報道されない自由/権利"、
加えて、
  "書く自由/権利"
と同時に
  "書かれない自由/権利"
についても論点整理して、箍(たが)の緩んだ社会規律を正す指針を
いて欲しい・・・とは老生の最近特に感じている事であります。

 国家にあるのと同じ様に
   マスメディアにも品位
があってしかるべきだが、今の "無さ" は異様でさえある様に想えてしまうのは、果たして自分だけだろうか。

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20211104:パルト小石さん逝く(二人組マジシャン” ナポレオンズ”) [故人を悼む]

 10月26日に逝去(訃報:30日)。 享年69歳。

 ボナ植木さんとコンビを組んだマジシャン/デュオで、あのグル*2回転帽子の芸(海外公演では "アッタマグルグル" と紹介している)は単純ながらも深い芸だった。
 因みに頭を回す方が小石さんです。

 あの "笑点" にたび*2出演されるなど、軽妙な技と笑いを誘うマジックは斬新だった。
 何か、もったいぶらない語りと素直な笑いが良かった。
 いつかは・・・との思いはあったけど、残念ながら実演は見逃している。
 黙祷。

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20211103:斎藤佑樹さん(投手@北海道日本ハムファイターズ)の現役引退報を観て聴いて・・・ [雑感]

 夏の甲子園を超満員で湧かし(早稲田実業学校高等部3年生時)、次いで六大学野球でも活躍した(早稲田大学時代)が、プロ入団後は厳しい10年間を経験した末に先月引退表明をされた。

 あの田中将大選手と決勝戦を2回も闘った試合は記憶に残る程の熱戦だった。
 汗を拭う姿が初々しい感じを与え、"ハンカチ王子" とさえ言わしめた。

 大学時代も、プロ野球時代も初めの頃はそれなりに活躍されたが、25歳辺りを過ぎて身体が成熟し、かつ技術面の向上著しくなってきた選手等には球威不足から期待程の戦績は残せなくなっていった。

 本人は勿論、球団側にとっても想定外だった筈だが、高校生/大学生時代の活躍とプロ時代の苦戦(と言って良いかどうか解らないが)を経験する選手事例は極めて多い・・・とは、スポーツ評論家小林信也氏の言だった(@NHKR1ラジオ深夜便、10月)。

 にも関わらず、
   良い仲間に巡り会えた
との引退会見時の言葉はさわやかに聞こえ、 "人柄は失われていない" 様に想えた。
 これからの方がこれ迄よりも遙かに永い人生をどう設計されるのか、自分には解り様も無いが、良運かつ強運に恵まれる事を願う。

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20211102:わが谷は緑なりき(映画) [気晴らし事]

 西部劇の神様とも言われたJ.フォード監督の映画(原題:"How Green Was My Valley"、公開=1941年、制作配給=20世紀フォックス社)で、不朽の名作ともされていたが、観た事がなかった。
 それが偶然にも10月26(日)のNHKBSで放映されていたのを見逃す事無く録画しておき、先日一気に見通した。

 英国はウェールズ地方の炭鉱のある村と言うか町と言うか、そこに住む炭鉱家族を巡っての話だ。
 物語は6人兄弟の末っ子が老いてこの土地を去る時、彼の眼を通した昔を想い出す形で展開される。
 穏やかな炭鉱生活、兄の結婚、賃下げを巡る労働闘争で親兄弟が対立に追い込まれ、兄たちが土地を去って行く事件、父親が炭鉱事故で亡くなっていく衝撃・・・等々、今の映画では恐らくは決して語られる事の無い、また派手なアクション・シーンとかCG等とは無縁な地味な筋書きだ。
 原作は同名のベストセラー本との事だが、今となっては邦訳があったとしてもとても*2読み終える事は出来かねるに違いない。

 善意と誠実・・・とはネット解説にあった紹介フレーズだったが、凡そ80年も前の作品ながら、人間模様を描ききった映画を観ると心が豊かになる・・・そんな想いに満たされるから名作映画の鑑賞はやめられない。

ところで・・・:
 どういう訳か、最近のNHKBSシネマでは大昔の名作とされる映画がよく放映される。
 初見モノが結構あって、映画好きには見逃せない。

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20211101:白土三平さん逝く(劇画家) [故人を悼む]

 10月8日に逝去(訃報:26日)。 享年89歳。
 晩年には替わって作画されていた実弟・岡本鉄二さんが10月12日に逝去。 享年88歳。

 誰でもが代表作と指定する
   カムイ伝&外伝
だが、確かに代表的な作品であり、異論があろう筈も無い。

が・・・:
 自分だけの想いかも知れないが、漫画界/劇画界の表舞台へ躍進された結果、少年週刊誌読者層を随分と意識した "温和しい"、かつ "上品な" 作品だ。

 自分は、むしろ荒削りであっても貸本読者相手の
   忍者武芸帳・影丸伝
の方が好みだ。
 漫画と言うよりも、正に劇画と言うに相応しい。

 貸本・・・と言っても今は昔の話で、殆どのお若い方々はご経験もご存じもあるまい。
 一泊 "数円からせいぜい10円" 程度の "レンタル書" と言えばご理解されると想うが・・・

 王道を占める "トキワ荘派" とは違った直線タッチの絵柄は1960年頃ではとても新鮮で、専ら "下克上" と "階層/階級間闘争" を描く戦国時代を背景とした全く別立ての壮大な読み物だった。
 自分と同世代層には思想的に共感した人が多かった様だ。

 その意味で衝撃的でさえあったのだが、恐らくは同じ感じを受けられたのであろう、故・大島渚氏が原画に吹き替え音声で付けた "静止画像映画" を編纂して一般劇場で公開し、ヒットした事を覚えている(1967年)。 勿論、自分は封切りを鑑賞しておりましたとも。
 うろ覚えだが、いわゆる "学生運動" やっていた学生連も観ていたようだっけ。
 そんな事が想い出されます。 些か、感無量です。

 黙礼。

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