SSブログ

20200610:ジョージ秋山さん 逝く(漫画家) [故人を悼む]

 一ヶ月前の5月12日に逝去(訃報:6月2日)。
 享年77歳。

 今は大昔の半世紀前、これ迄観た事の無い程に "衝撃的" なマンガに出会って圧倒された:
  "銭ゲバ" : 週刊少年サンデー誌連載(1970年)
  "アシュラ" :週刊少年マガジン誌(〃)

 "銭ゲバ" も "アシュラ" も当時の流行語になった事もよく覚えている。
 が、世間では1973年から40年以上の長きに渡った連載物:
  "浮浪雲"(はぐれぐも)
の方が有名で、これはこれで新鮮なストーリーだったし、TVドラマ化もあった筈で、確か渡哲也さんが演じていた記憶がある(ネットで確認したら "ビートたけし編" もあった様だが、こっちは覚えていない)。

 直接は関係ないけど、"浮浪雲" と来るといつも "幕末太陽伝"(主演:故・フランキー堺)を想い出す・・・のは明らかに歳のせい。

 それにしても前例も無ければ、これから同類が輩出する事も無いであろう "創作家" だったと感じている次第です。
 黙祷。



共通テーマ:日記・雑感

20200609:”官製” 議事録の行方 [ただの私見]

 政府の “新型コロナウイルス感染症対策専門家会議” の "議事録" の有無が国会で論点とされた時期がついこの間にあった。
 政府側の説明によると、発言者名明記に難色を示す委員がいて、概略版しか無いと言うらしい。

が:
 政府が感染症専門家として招聘した "権威" ある学識者/有識者がそんな事を言うとは、正直信じられない。
 会議で議論され、方向付けされた事に “乖離” した政策をとった事が後で "バレたら" 困る ・・・ って政府側が先手を打っているのなら ”話は通る” のだが。

で:
 話を先に進める。
 以下は過去に10回以上の某省主催の某委員会に出席した自分の経験に基づいているのだが、可成り普遍的な成り行きだと想う。
 一般にこの種の委員会では、役人自らが議事録を作成する事は決して "無い"
 そういう "汗" はかかないで、それを商売とする "下請け" に書かせるのが一般的だ。
 書類作成の依頼を受けた専門の民間側が陪席して "速記録" を作成し、同時に録音した "音声記録" と照合してから "とりまとめ原稿" を主催者側へ提出する(紙書類+録音テープ+デジタル・ファイル一式)。
 次いで、主催者側の “ペイペイ”(=下っ端役人。通常はキャリア組係長手前)が更正し、上司(=大抵は係長⇒課長補佐(⇒課長) )を経て出席委員全員への確認/修正加筆を得て課長決裁を受けた "正規版" & その "概略版" が作成される。
 この段階で、本筋と離れた組織批判とか体制批判等の様な自己保全に関わる発言があったとしたら、当該委員自ら削除/修正する筈なのだ。

 更に通常は主催者側の役人も念の為に録音しておくのが決まりであり、音声記録が無いとか、議事録が無い・・・と言う事は金輪際 "あり得ない"
 全ての関係書類等が何処かに "ひっそり" と保管保存されている筈で、何時だったかの "桜の書類" の様に裁断機にかけた事が本当なら、その書類が公になったら "ヤバい" からでありまする。



共通テーマ:日記・雑感

20200608:”赤の女王”(ヒトもウイルスも) [雑感]

 始めは多くの政治家や医療関連学識者/有識者が “闘い” と言っていた。
 だが、特効薬やワクチン皆無の中で急速に世界中に広まると “共生” こそが必要と言われ始めた。

 今回の新型コロナウイルスはRNA型(遺伝子鎖1本)で、DNA型(遺伝子鎖2本)よりも遙かに “変異が容易”、即ち “環境適応性が高い” 事があって、それこそ “あっと言う間” に世界中に拡散し、否応無しに存在し続け、恐らくは "絶える事は無い"。
 一方の宿主たる人類は、"新しい生活様式" とかで “なんとか誤魔化しながら” 特効薬/ワクチンの開発&実用化を待つしかない。

 この事態を ”赤の女王” に例えたコラムに出会った:
   ”コロナと生きる持続的社会
     日経紙:2020年5月29日付け朝刊マーケット総合2紙面
     執筆者:鵠洋

 コロナも人類も “変化し続ける中でこそ共生が産まれる”
 うぅ~ん、正に “赤の女王” 様の仰る通りだ。
 
と言うのも:
 彼女は “鏡の国のアリス”(原作:ルイス・キャロル)で登場して、
   「その場にとどまるためには、全力で走り続けなければならない

と述べ( ← 何とまぁ、矛盾と言うか、皮肉に満ちたと言うか、そんな "言いまわし" じゃありませんか)、
  ”種・個体・遺伝子が生き残るためには進化し続けなければならない

事の比喩として用いられている(ここんところ:WikiPediaより抜粋)。

 今回のコロナ禍については、哲学者迄も含む多方面の学識者の論評に眼を通したり、TV/ラジオの報道を見聞してきた。
 常道ながら誰でもが思い付く ”ペスト”( byA.カミュ)を引用した文学者&評論家が多かったものの、”赤の女王” を引用した方は記憶に無い。
 眼にして想わず "アッ!" とした。
 例えて実に見事だ。
 米欧では "蘊蓄" を語る時には、聖書とか、シェークスピアの気の利いた台詞や、 “不思議” & “鏡” の国のアリス が何かにつけて引用されるのだが・・・
 たいした着眼点で、ペンネーム “鵠洋” 氏の学識が気になった。
 こんな達者な方が新聞のコラム記事だけの担当では・・・って気がしてならない。



共通テーマ:日記・雑感

20200607:”バイト” とは [雑感]

 もう何年も前からお馴染みになっている第一生命保険(株)が募集している "サラリーマン川柳" コンクールの人気投票結果が発表されている(5月28日)。
 今回分は、応募期間=2019年9~10月、応募件数=53,194件だったそうな。

 ベスト10を見ると、どの句も機知に富んでいて、とてもそんな素養の無い自分には手が届かない秀逸作品ばかりだ。
 当時はラグビーW杯2019日本大会最中の事もあって、それにちなんだ句も多数あった様だ。
 ところが自分には次の一句が心にピンときた:
   ”ギガバイト 時給いくらか 孫に聞く

 9位だった様だが、想わずニヤリとせずにいられない。

 改める迄も無いが、PC関連で言うところの "バイト" とは
   1 バイト(Byte) = 8 ビット( Bit:二進法最小単位)
   1ギガバイト = 10**9( ⇔ “千倍の千倍の千倍”)バイト

の事だ。

 一方、”副業” 等を意味する "バイト" は,ドイツ語の
   Arbeit(アルバイト;女性名詞)

由来の日本語的略語で、本来のドイツ語では
   Nebenarbeit(ネーベンアルバイト)
と言う。

 自分の学生時代は、”アルバイト” と言ったり、”バイト” と言ったりしていたが、何時しか簡単なバイトが定着したんだと想われる。

 戦前の学生は、”小遣いピンチ” の事を “ゲルピン” なんぞと言っていて、これは
   マネー = Geld(ゲルト) が ピンチ ⇒ ゲルピン

から来ている程、ドイツ語が流行っていたそうで、その流れの一部が残っている訳だ。
 堂々9位に入った句は、必ずや自分と相前後した世代の方の作品なんだろうなぁ。
 そんな気がしてなりません。




共通テーマ:日記・雑感

20200606:固形石けん [自分の事]

 最近になって気がついた事に、一般家庭向けの “液状石けん” や “スプレー瓶詰め消毒液” 等がスーパーやドラッグストアで見られなくなったのがある。
 皆様やけに "清潔好き" になられた様だ。

 一時期あれ程に話題になったマスクは "ほぼ" 従前程度に堂々とに陳列されているし、値段もメチャクチャと言う訳でもない。
 "マスク・バブル"は既に崩壊・・・ってネットニュースもあった(でも我が家には未だに "アホノマスク" は届いていない)。

 そんな最中、液状石けんが残り少なくなったので補充に行ったのだが、駄目だった訳。
 我が家では、自分も我がワイフ殿も結構 "きれい好き" で、コロナ禍以前から手洗い/うがいは一年を通して “しょっちゅう” している方だ。
 なので石けん無しの流水だけの手洗いでは少しばかり "物足りない"。

 でもって、今は昔、”固形石けん” が弟家族から贈られたっけなぁ・・・と想い出し、洗面台の下の格納扉を開けたら未使用品が10個以上も残っていた。
 あぁ、ついつい液状石けんの方ばかし使う様になってたんだ。
 でも改めて気がついた事には固形石けんの使い心地・・・って悪くない。
 しばらくは続きそうであります。


共通テーマ:日記・雑感

20200605:同調圧力 [雑感]

 一般的には当たり前の常識に欠け、誇るべき素養の無い自分には当初 “何の事か” 解らんかった。
 ”ドウチョウアツリョク” ・・・ ?
 手持ちのカ*オ’ハンディ国語辞書でひいても出てこない。
 “何じゃこれ?”   ってな風でした。

 その内、何となく “同調圧力” の事だと解り、コロナ禍緊急事態宣言最中の自粛要請に対して多くが “素直に従う” 国民性の説明に使われたりしていた。

 同一の目的を持った一つの組織が、それを実現させる為の目標を設定して、達成に努める際には “一致団結” が何よりだ。
 暗黙の内に一致団結を促す “空気” こそ同調圧力なのだろう。
 “KYよっ!”(空気読めよ)・・・って奴だ。
 “村社会” や ”村組織” で典型的に見られる空気だ。

 反すると “村八分” を受ける。
 今回のコロナ禍では自粛に同調しない個人や商店等はSNS等を通した非難とか嫌がらせが頻繁に起こり、攻撃側は “自粛警察” 等と称されたりしていた。

 が、ネットで調べると、教育の立場からの考察もあれば、社会文化論としての論文もあったりして、大分前から論点としてあげられていた概念の様だ。
 自分の様にこの歳になっても何も知らずにいたトンチンカンは、この同調圧力の空気を感じた経験が無い・・・と言うか、意識が無い。
 つまりは “KY'n”(空気読めん)なんだ。
 これは “異常” なのか。
 それとも単なる “鈍い” だけなのか( ← 多分そう)。
 今更考える事でもないか・・・なぁ?(こういう事考えるの、一番の苦手)


共通テーマ:日記・雑感

20200604:経営難(名門大学@USA) [雑感]

 コロナ禍で、IT-環境の整備が進んだ世界中の学校の多くが “遠隔講義” で凌いで来ているところ、米国では経営難に陥る大学が相次いでいるらしい:
   ”米大学、コロナで経営難
     - 遠隔講義で授業料収入減
     - 人件費削減や閉校、相次ぐ
    (日経紙:2020年5月26日付け朝刊総合紙面)

 米国では
   ”オンラインだけの講義で年間何万ドルも支払う価値があるのか”

との声があり、授業料引き下げ要求が強く、その可能性があるそうだ。
 あろうことか、ノーベル賞受賞者を多数輩出している “コーネル大学” でさえ “職員の昇級と新規雇用を凍結” せざるを得ないとの事だ。
 驚き以外のなにものでもない。

 我が国でも同じ声があるが、早稲田大学では総長が
    - 値下げしない
    - 年間授業料とは4年間に渡る維持費の平均だから
      オンライン授業だからといって負担が↓する訳では無い
    - しかしながら支援は別途考える

との声明を出している。

 つい最近、NHKR1が朝のニュース番組で、国内某大学の文系講義事例として、学生の方はともかく、オンライン・システムに “おたおた” する講師陣が多く、まともな講義になっていない例も多々見られると報道していた。
 情けないねぇ・・・

その上:
 理工系の講義では実験もあるだろうし、芸術系では創作実習もあるので、遠隔講義だけではカバー出来ない部分も多い筈だ。
 緊急事態宣言終了になったこれからの挽回、夏季休暇も大きく削られるだろうから、いやはや大変だなぁ。
 でも “実力” があればこの難局を克服可能な筈だから “頑張れや” ・・・ ってしか言えない m(_ _)m


共通テーマ:日記・雑感

20200603:”リモート” 参加(委員会@東京) [自分の事]

 全国全地域でコロナ禍緊急事態宣言が解除され、新たな段階へ入ったとかで、この機を捉えて “働き方改革” の一環としてテレワークを続ける超大企業も IT-関連企業も現れ始めた。

 が、中央省庁から委託を受けた、或いは公募に応募して採択された調査事業の多くは旧態のままなのが現実だ。
 今月に入って早々に、その種の前年度からの継続事業となっている委員会が東京で開催される事になった。
 主題は前年度の成果確認、及び本年度の目標とその実現に向けた計画案の討議だ。

 自分はボランティアの形で参加しているのだが、正直、”東京へは行く気がしない”。
 だって、隠れ感染者が “うじゃうじゃ” いる筈だし、こっとらは50歳代迄の若手と違ってコロナに襲われたら “一発アウト” だろうし・・・
 アウトにならない事を誰も “保証” してくれないし、ましてやアウトになっても誰も “補償” してはくれない。

なので:
 “リモート” でOKなら出席/駄目なら欠席と事務局へ連絡した。
 まぁ、この種の委員会がオンライン会議・・・なんぞ考えられないから、欠席するつもりだった訳です。

そしたら:
 驚いた。
 宣言前後、少し時代が変わりつつあるのか。
 同じ趣旨の委員が他にも結構いたらしく、”すったもんだ” したらしいが、結局はネットを介した会議と決まり、
   - 印刷は駄目
   - 良く眼を通しておく様に
   - 会終了後は全てのファイルは削除

を条件に、事前に当日の議題&参照資料一式がPDFで送信されてきた。

 自分はPCのカメラ・アイをガムテープで塞いで独作アバター(≒故・手塚治虫’ひょうたんつぐ類似)での参加の了解を得た。
 現役の頃はTV会議ってよくやったが、今のスタイルのリモート参加って実質初めての経験。
 便利な時代になったもんですねぇ・・・
 “オンライン飲み会” ってあるらしいけど、自分の様な年寄りは気乗りしないので、帰り際の “情報交換会” と称する “飲み会” の楽しみは無くなるけど (>_<)
 

共通テーマ:日記・雑感

20200602:レナウン破綻 [雑感]

 今は大昔、ブランド力も強く、ヒットを “ワンサカ・ワンサカ” と連発したアパレル大手だったが、お気の毒にもこのコロナ禍の最中にあっけなく(?)経営破綻した:
   ”レナウン破綻
    起点に伊勢丹 - 脱・百貨店依存、遅れる
   (日経紙:2020年5月23日付け朝刊企業紙面)

 記事によると、ファッション分野では強い営業力を持つ新宿店@”伊勢丹” との “姻戚関係” を背景とした経営が続いていた間は良かったが、経営者が変わると状況が一変。
 顧客ベースの市場調査を怠り、一方で自己満足的な製品しか産み出せなくなって “衰退の路” を辿ったとあった(新聞記事も “負け組” には厳しい)。

 まぁ、百貨店そのものが何となく何時までも旧態のままの様な存在で、日本に限らずに米欧でも辛い経営が続いてる様だ。
 そう言えば、自分も我がワイフ殿も何時しか “三*” とか “高*屋” へ出向く事はとんとご無沙汰で、”そ*う@横浜” の出前しか利用しなくなっている。

 何というか、大袈裟に言ってしまうと “価値観” が変わっちまったのよ。
 まぁ、昔と違ってセレブだけ相手にしてりゃぁ良い商売・・・って時代じゃぁないんよ。
 時代は変わる・・・百貨店もアパレルも変わらなくちゃ・・・ネっ?!
 でなきゃぁ、ユ*クロが流行る訳無いんだって。



共通テーマ:日記・雑感

20200601:お疲れ様 - 大野均選手(ラグビー現役引退@東芝ブレイブルーパス) [ラグビー]

 5月22日にネット上で引退表明( ∵ 首都圏コロナ禍緊急事態宣言解除前)。
 190cmを越え、しかも迅速。
 FWの中核として東芝チーム、2004年以降日本代表(98キャップ@日本代表最多)、加えてサンウルブズ@SR(スーパーラグビー)でも活躍してくれた。
 W杯2015英国大会では、対南ア戦でも活躍した事はファンなら記憶に新しい。

 42歳で、後継たる若手も育ってきた事からの決意だそうだ。
 お疲れさん。
 密集場面で球出しに成功した時の瞬間に見せた笑顔が素敵でしたよ。
 今後はどの様な形でラグビー界に関わって貰えるのか、期待したいところ大であります。

因みに:
 コロナ禍で、今季に限り “スクラム無し” のルール変更となってEUラグビーが再開されるとの報道だ。
 魅力の一つであったスクラム無しのラグビーって、チコッと想像し難い。


共通テーマ:日記・雑感