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20200607:”バイト” とは [雑感]

 もう何年も前からお馴染みになっている第一生命保険(株)が募集している "サラリーマン川柳" コンクールの人気投票結果が発表されている(5月28日)。
 今回分は、応募期間=2019年9~10月、応募件数=53,194件だったそうな。

 ベスト10を見ると、どの句も機知に富んでいて、とてもそんな素養の無い自分には手が届かない秀逸作品ばかりだ。
 当時はラグビーW杯2019日本大会最中の事もあって、それにちなんだ句も多数あった様だ。
 ところが自分には次の一句が心にピンときた:
   ”ギガバイト 時給いくらか 孫に聞く

 9位だった様だが、想わずニヤリとせずにいられない。

 改める迄も無いが、PC関連で言うところの "バイト" とは
   1 バイト(Byte) = 8 ビット( Bit:二進法最小単位)
   1ギガバイト = 10**9( ⇔ “千倍の千倍の千倍”)バイト

の事だ。

 一方、”副業” 等を意味する "バイト" は,ドイツ語の
   Arbeit(アルバイト;女性名詞)

由来の日本語的略語で、本来のドイツ語では
   Nebenarbeit(ネーベンアルバイト)
と言う。

 自分の学生時代は、”アルバイト” と言ったり、”バイト” と言ったりしていたが、何時しか簡単なバイトが定着したんだと想われる。

 戦前の学生は、”小遣いピンチ” の事を “ゲルピン” なんぞと言っていて、これは
   マネー = Geld(ゲルト) が ピンチ ⇒ ゲルピン

から来ている程、ドイツ語が流行っていたそうで、その流れの一部が残っている訳だ。
 堂々9位に入った句は、必ずや自分と相前後した世代の方の作品なんだろうなぁ。
 そんな気がしてなりません。




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