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20191210:AI に勝てないから ”引退”(トップ囲碁棋士@韓国) [ただの私見]

 自分は将棋とチェスはいくらか指す事があるが、囲碁はからっきし駄目。
 そんな囲碁界には弱冠20歳の “名人” が誕生していて、過日には更に “王座” をも獲得し、堂々の2冠の持ち主になったらしい:
  ”新王座に20歳・芝野名人
   - 最年少ニ冠に 井山は三冠に後退
   (出自:日経紙2019年11月30日)

 実は自分が関心を寄せたのはこの記事(7段記事)では無くて、これに加える様な小さな小さな埋め込みの “1段記事” だった:
  「AI にかてず」 韓国棋士が引退(囲碁)

 韓国トップ棋士であるイ・セドル9段(36歳)が、
  「死にもの狂いで第一人者になっても最高では無いことがわかった。
   どのみち勝てない存在がある

との理由で “引退” とあった。

 “勝てない存在” とはあの AI ソフトウェア:”アルファ碁” の事だ。
 韓国棋士トップがあえなくアルファ碁に敗れてしまった事が大きな話題となって世界を駆け巡った事を想い出す。
 “AI ただ事ならず” ・・・ って世界中が騒いだ。

 この引退声明を “潔い” と捉えるのか、”何故もっとチャレンジしないのか” ・・・ 等々、いろいろな見方があるのだろうが、自分はこの小さな記事が意味する事を “何となく” 納得出来る。

 つまりは、この棋士はとても “自尊心” が人一倍強いのだ。
 自分の経験からして韓国人は高い誇りの持ち主が多い(*1)
 こういう言い方が大雑破過ぎる事は十二分に承知しているが、日本人の誇りとは比べものにならない。
 その高い誇りの持ち主が AI ソフトウェアに歯が立たなかった事から “絶望” したのだと想う。
 比べて日本人棋士ならこうはならないで、
   ”もっと精進する”
   ”次は必ず勝てる様に頑張ります”

と言うに違いない(勿論これがどうのこうのと言う訳ではありません)。
 そんな印象を持ちました。

因みに:
 自分は AI があらゆる分野で人間の “智” を越えるのは “時間の問題” と捉える立場です。
 であるからして、東大入試に合格する “東大君” の実現もそんなに遠くない先に “可能” と想っています(想うだけは勝手だしぃ・・・)。

 何処かの偉い先生が
  ”コンピュータには常識が無い
とか申されていて、”人間と機械の在り方” を論じておられましたが、何、世間を騒がしている事件の主役達や世界各国の首脳陣の言い様(ざま)から観ると、今や世間では “常識を持たない人間も大変多い” 様だ(もしかしたら常識そのものの定義が変わっちゃったのかも)。

 人間様お得意の “常識” って言ったって “たかが知れている”。
 この常識とやらを含めて自己学習を深化させるのが超お得意な AI の方が賢くなるに決まっているじゃん!・・・と想っています。
 人間は賢いのか愚かなのか自分には解る筈も無いが、必ず “迷う” からして、どんなに精進したって AI の方が確実に先進する。
 たはっ!
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(*1):こんな調子です:
  20190913:勝手気ままな経験的 ”大韓民国論”


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