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20181016:”炭素税” 提唱教授がノーベル経済学賞 [雑感]

 味も素っ気も無い自分は、自然科学分野外のノーベル賞についてはさほどの関心を持たないのだが、”W.ノードハウス教授”@エール大学(USA)がもう一人の方と一緒に経済学賞を受賞されたそうだ(9日付け各紙)。

 このお名前、どこかで見聞きした覚えがあるぞ?・・・と想いながら記事を読むと、温暖化ガス(Green House Gas, GHS)排出に課税する所謂 “炭素税” の提唱者として著名とあった。
 そうだっ! 想い出した。 “環境経済学” とやらを組み立てた学者様だった。

 地球温暖化の傾向が一向に収まるどころか、最近は加速されているかも・・・との説も有るし、この夏、北半球を襲った異常気象との関わりも懸念されている折も折、米国ではツイッター大統領が “パリ協定” を否定するものの、加州等工業化が進んだ州同士の連携は強く、GHG排出削減に向けた取り組みの手を緩める気配は無いところを “後押し” するかの様にさえ見える。
 窺い過ぎだろうか。

 炭素税に関しては我が国も環境省が熱心だが、経団連が猛反対。 なので、経済産業省も否定的だし、政府も本格的な導入には関心は無さそうだ。
 消費増税対策で手一杯なところに新たな増税に繋がる様な手立ては避けたい。 次の総理大臣で・・・と言う事なのかも知れない。

 でもって、今夏の様な異常気象は多少の揺らぎ・変動はあるものの、今冬以降も収まらない可能性が高いとも聴かされている。
 地震・噴火に悩まされ、加えて異常気象(最近では “極端気象” と言う事が多い)がこの列島を襲う事になったら ・・・ “先憂後楽” の政治は期待薄なので年寄りの心配事は止む事を知りません。

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