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20181031:大工さんの ”ぼやき” [雑感]

 ウォーキングの途中、新築現場で出会った交通整理しているお方のお話。

 そこは老いたご夫婦がお亡くなりになり、ご子息等は既に独立されている事から築後40年程の家屋を解体、更地にして売り出されていた所で、買い手が見つかり、プレハブ材新家屋を建てている現場。
 幅4m程の狭い住宅街路沿いなので、上棟の際には部材であるパネルを吊り上げるデカいクレーン車が居座るので交通整理されているとの事だった。

 その交通整理されていた方が60代の年配の方で、なんと(!)実は “大工さん”。
 今のプレハブ方式は徹底していて、基礎さえしっかり施工されていれば、少しの経験で誰でもと言ったら大袈裟だが、屋根を含めた2階建ての外廻り壁とか窓類・内側の仕切り壁等、電動ドリルと大型鋲打ち機(”タッカー”;建築用の “ホッチキス”、或いは “スタプラー”)でそれこそ “あっと言う間に” 組み立ててしまう。 

 “今では昔ながらの家造りの注文は実質無い”。 といって遊んで暮らす訳にはいかず、アルバイトの様な感じで、いわば日雇い作業しているのだと仰る。
 修理する様な事があったら "電話下さい" って言われた。 

 今時に、”網代造りの天井” ・・・ なんて知っているヒトいないでしょう。
 時代と共に家造りも変わっていくのは当然とは言え、我が家の様な昔ながらの和風家屋を建てる大工さんは数が少なくなる一方・・・とは些か寂しいお話でした。

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20181030:今日から ”産地表示ルール” が厳密に(ワイン@日本) [ワイン考]

 本日より国税庁は “果実酒等の製法品質表示基準” の適用を開始し、ワインの産地表示が厳しくなる。
 “国際基準” との整合性がとれる様になり、結構な事だ。

昔はこんな例も:
 今では “赤*スイートワイン” とネーミングされている奴は、今は大昔の話だが、”赤*ポートワイン” と表示されていた。
 ワイン愛好家が今の様にポピュラーな時代ではなかったし、”ポート” がポルトガルのワイン名産地 “ポルト” である事にも無知だったし、提供側にも産地表示ルールなぞ考える意識も無かった時代だ。
 が、さすがにこれは本家本元のクレームがあって名称変更に追い込まれた訳だった(僅か “5歳のチコちゃん” は知らない筈だ (>_<) )。

厳格になった産地表示ルールとは:
 大分前の日経紙(2018年8月27日)が解り易い解説記事を掲載していて、それによれば
  “産地名” + ワイン;一例 = “東京” ワイン・・・①
  “収穫地名” + ワイン;一例 = “東京産” ワイン・・・②
  “醸造地名” + ワイン;一例 = “東京醸造” ワイン・・・③

は “厳密に区別” される。
 即ち、
  ①:同じ収穫地と醸造地の葡萄を原料として “85%以上” を
    使用している場合に限り適用できる(最も制限が厳しい)。
  ②:収穫地産葡萄を原料として “85%以上” を使用している場合
    (即ち、醸造地は不問)
  ③:収穫地が醸造地とは異なる事の明記が必要
    (典型例:海外輸入葡萄汁を主原料としたワイン等←年金生活者の強い身方)

 ワインを戴く立場からの勝手な言い分に過ぎないが、醸造業者の方々には商品名変更を余儀なくされるケースが多々あるだろうが、国際標準に整合しているのなら “むしろ新たな商機” として捉えて欲しいものです。
 尤も自分は産地に拘るケースは全く無いとは言えないが、”自分の好み” の方を優先するので、①でも良いし、②でも良いし、③でも気に入れば良い。
 が、折角の新ルールだから①を試して見ます。


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20181029:下村脩(おさむ)氏逝く(2008年ノーベル化学賞受賞) [故人を悼む]

19日に逝去。 享年90歳。

 紫外線照射で緑色に光るタンパク質をクラゲから発見。 医学・医療を始め、バイオ技術発展の基礎を築かれた事が高く評価されて受賞。

 恥ずかしながら、この時まで全く存じ上げないお名前でした。 この年はノーベル物理学賞にも日本人研究者が受賞して話題となった、もう10年前の事です。

 下村氏は、孤高・寡黙、努力を惜しまずに研究に没頭されるお方と、どの新聞記事にも書かれている。

 現在の長崎大学を卒業後に名古屋大学を経て1960年に米国へ移り、プリンストン大学⇒ウッズホール海洋生物研究所で生物の発光機構を研究されていた。 退官後も米国に留まり、ご自宅に研究室を設けて、奥様とご一緒に研究を地道に続けておられた様です(以上の履歴:各紙+日経紙連載 “私の履歴書”(2010年7月)を参照)。

 こう言う “基礎の基礎” に取り組んだ研究者の功績を “見逃さなかった” ノーベル賞選考委員って、本当に敬服に値するとしか言い様がない。
 そう言えば、タンパク質の質量分析手法の基礎を立ち上げた田中耕一博士@島津製作所のご研究成果も見逃される事なく2002年化学賞を受賞されている。

 若手研究者には 「成功の秘訣は “努力”・”頑張り”」 とも。
 でも “研究テーマそのもの” と “時の運” も身方してくれなきゃ・・・なんて言い訳は “努力が足りない” 証拠なんですね(現役の頃、心得ていれば・・・?)。

 全く存じ上げないお方でしたが、研究者として尊敬せずにはいられない。
 そんな気持ちです。
 ご冥福の程を。
 心より黙礼。


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20181028:ちょこっと自慢?(”全国学力・学習状況調査” 結果) [雑感]

 地元の市立中学校からの報告書が自治会を通して回ってきた。

 今年4月17日に実施された “全国学力・学習状況調査” 結果についてだったが、問題に対する正解率が示されていて、
 国語-A:”知識” に関する問題
   当該校>神奈川県平均≒全国平均
 国語-B:活用に関する問題
   当該校>>神奈川県平均>全国平均
 数学-A:
   当該校>神奈川県平均≒全国平均
 数学-B:
   当該校>神奈川県平均>全国平均
 理科:
   当該校≒神奈川県平均≒全国平均

だったらしい。
 校長先生か教頭先生かが、この結果に基づいてこれからの教育・指導の心得を記載してあって、丁寧な報告になっていた。

 極く普通の市立中学校だから特別の英才教育している訳じゃぁない。 専ら地元住民の子等が通っているだけの中学校だから、所謂出来る子等だけって事は無い筈だし、出来ない子等だけでも無い。
 原則、ほどほど ”中庸” なのだろう・・・と想っていた。

 が、神奈川県自体が全国平均をちょびっと上回っている上に、地元中学校はその神奈川県平均を上回っている!
 とすれば中学生諸君! やるじゃないか。

 ここの生徒等は部活も熱心で、鶴見川支流沿い遊歩道をジョギングしている姿等、よく見かける。
 自分がウォーキングの途中で下校生徒と出会う折り、決まって 「お帰り」 と声をかけるのだが、いつも丁寧にお辞儀を返してくれる等、礼儀正しく、好少年少女達だ。 中にはとてもデカい男の子がいて、これはこれで好青年と言うべきかな?

 自分の心は少しほのぼの・・・素直に育って欲しいな・・・つくづくそう想う次第です。
 ついでに、”理科” に少し興味を持って呉れたらなぁ・・・なんて。


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20181027:”物言い” じゃないけれど・・・(”鏡映” 問題@チコちゃん) [ただの私見]

 柄にも無くNHK総合・金曜日20時ちょこっと前からの “チコちゃんに叱られる” がお気に入り。
 何時だったか、たぶん一年近く前だったか(?)、偶然にも単発・初回を観た事があって面白いと想った。
 なので、 レギュラー番組になってからは録画して翌日か翌々日に観る事が多い(何せ金曜日の夜は定番・行きつけ先があるので ・・・ (^^;) )。

 10月19日(金)夜には何故だか放送されずにお休みだった様だ。
 が、”チコちゃん” をキーワードにして予約していたので、実は翌日20日(土)の08:15から放送されていた様で、ちゃんと録画出来ていた。

 気がついたのは昨日で、既に一週間経っていた。
 でもって早速観たのだが、問題の一つに “平面鏡に映った自分。右手なのに鏡では左手になっているのはなぁ~ぜだ?” があった。
 チコちゃんの答えは “わからない”

 何処やらの偉い先生が説明され、あの森田美由紀さんが丁寧に絵で解説していた。
 が、自分には正直この解説は “回りくどく” て、かえって不親切だと感じた。

 物理学をかじった事があれば、”実像⇒鏡像” とは
    “右手座標系”(0-x,y,z)
      [右手親指 = x-軸, 人差し指 = y, 中指 = z ]
        ⇒ “左手座標系” (0-x',y',z';x'=x, y'=y, z'=-z)
           [左手親指 = x'-軸, 人差し指 = y', 中指 = z' ]
への変換と捉える事は “簡単” だ。

 つまり、ざくっと言ってみれば、横(x)・高さ(y)はそのままで奥行き方向(z)だけが反対になる。 右手系を実像の表現座標系とすれば、左手系は鏡像を表現する座標系と言う訳で、右手系をどんな組み合わせで何回連続的に回転させても左手系へは移らない。 両系は不連続・独立した座標系で、自然現象を数的に表現する時、どちらの座標系を採用しても構わないが、通常は右手系が標準座標系とされている。

 んでもって、“視点” を右手系から左手系へ “移せば”、右手が左手になるだけの話で、あの古代ギリシャの哲人 “プラトンでさえ解らなかった難問” と脅かすのは疑問だ。

 空間を座標軸で表現する考えは、あのデカルトがその基本概念を提出した17世紀の話で、プラトンの時代は、あれほどに幾何学が発展していたにも関わらず座標軸の認識は無かった筈だ。 あればプラトン程の識者であれば座標軸+視線を変えた話・・・と応えた筈だ(と想います。何せお会いした事無く、伺った事も無い・・・)。

 問題の本質は “視点をどちらの座標軸に置くか”、鏡の前の人間の心理、最近読んでも解らなかった書籍(*1) に従えば “意識” の問題で、視点を移すヒトは右手が左手となり、移さないヒトは自分の右手はそのまま右側方向に写っていると感じているに過ぎない。

 番組でも紹介していたが、クルマを運転している時、バックミラーに映る後続車のウィンカー方向を正しく捉えるのは、この状況下では視点を “移さない” と “習慣付け” しているからに過ぎない。

 従って、チコちゃんの質問に対する答えは
  “わからない”
ではなく、
  “人それぞれの意識が介在する問題であって、何故に対しての確定解はない
が正しいのではなかろうか。
 “わからない” ではなく、”こう解釈できるとわかっている”。
 
 “わからない” を正しい解としているのは、“意識” を “自然則で理解(*1)” 出来ていない “言い訳” だと想います。

 なんだか “一捻りしすぎた” 解説だった様に想えました。
 結局、”意識” の問題だ。
 そう言えば説明された方は心理学の先生だったかな?
 まぁ、どうでもいいや・・・・

因みに:
 この番組で観る岡村さん@99は、笑う時、”眼が本当に笑っている” 様で、とても穏やかです。

加えて:
 私らの両眼が左右水平に位置しているのでは無く、上下垂直に位置していたら、横・奥行き・高さをどう認識するのだろうか・・・誰も応えてくれなかった学生時代からの疑問です。
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(*1)20181014:読み終わったが ”一向に解らない!”(”脳の意識 機械の意識”)

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20181026:”雲の流れ” って複雑 [ただの私見]

 不思議な風景を観た。
 この歳になってたぶん始めて。

 先週末、前日の終日曇りから一転、程よく晴れた日のことで、”北風” がそれなりに冷たく感じた昼日中。
 拙宅前の広々とした畑の真ん中を通る市道脇で “恒例” としている自己流柔軟体操をし終わり、ヤレヤレと空を見上げたら、真っ白い雲が素早く流れていた。

 が、一番低いところ(スカイツリー程の感じだったから、たぶん500m?)の雲は “北から南へ”、その上の方(たぶん1Km?)にある雲は反対に “南から北へ”、更にその上(福岡空港に向かっている飛行機高度程だったから、たぶん2Km?)の雲は殆ど動かない様に見えつつも “北から南へ” と流れている(高さは全くの当てずっぽうです)。
 変なの~?

 気象衛星で観測される雲は10Km級(前後?)の高層の奴だろうから、基本、偏西風に乗って西から東へがお決まりなんだろうが、低いところでは気流が地形等で複雑に入り乱れているのだろうか。 ここは丘陵地帯だし・・・
 北風なのに反対に流れる雲があるなんて、始めて観たのかしらん?
 気象予報が難しい訳だ。

 これ迄 “ボーっと” しか空を見上げていなかったんだなぁ。
 あの “5歳の女の子” に叱られそうだ!(>_<)


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20181025:”5位”(日本の国際競争力) [雑感]

 以下、何時もの事で中身の無い “だらだら” 文。 ご注意の程を。

 何でもかんでも “ランキング” ばやりの様だ。
 今は大昔、ラジオ “FEN” では土曜日&日曜日の午後は全米ポップス&カントリーソングの “ビルボード誌トップ40” を流していて、よぉ~く聴いていました。

 どうでもいいこのブログでも
  寿命(*1)住みたい街(*2)名探偵人気(*3)名字(*4) ランキング
について投稿しております。

東京は3位:
 つい最近、2018年 “世界都市総合力” ランキング"(調査元:都市戦略研究所@森記念財団)が発表されていて、世界44都市中のトップはロンドン、2位はニューヨーク、そして東京が3位を維持しているとの事だったが、上位との差は拡大している様だ。
 “経済力” で得点を稼ぐ一方、”文化発信力” では見劣り、海外からの旅行者増加を投資面に活かす施策の必要性も指摘されている様です。
 都知事の腕の見せ所じゃぁないか。 小池さん、頼んますぜい!

日本は5位:
 こんなのはとても身近なランキングだったが、WEF(世界経済フォーラム)なる機関が、毎年お節介にも世界各国地域(総数140前後)の “競争力(GCI)ランキング” を報告しており、我が国は昨年(2016/17年)の総合9位から2017/18年は “5位” へ浮上したとの事だ(WEFウェブサイト&2018年10月17日付け各紙)。
 各紙の記事は皆 “嬉しげ” だ。

WEFの定義する “GCI” とは:
 2016/17年迄は、GCI(国際競争力指標)を以下の12項目の評価点を加重平均して定め、ランキング付けする(*5)
  A 基本要素:
     ①制度、②インフラ、③マクロ経済環境、④健康と初等教育
  B 効率性要素:
     ⑤高等教育と訓練、⑥&⑦財市場&労働市場効率性、
     ⑧金融市場洗練度、⑨技術成熟度、⑩市場規模
  C イノベーション&洗練度要素:
     ⑪ビジネス洗練度、⑫イノベーション

 詳細な加重度合いは不明だが、今回版では⑦を重視(⇔即ち、労働市場の “多様性” & “起業文化” を高く重み付け)して、AI や IOT 技術に基づく新たな “産業革命力” に着目したそうだ。

 となれば “GAFA” で実質的に世界を支配している米国、”第4次産業革命” を国家プロジェクトとしてどこよりも先行注力しているドイツがトップグループに躍り出るのは明白だ(米国は1位/ドイツは3位)。

 日本は “健康” や “ICT” で高得点だったが、近未来を左右すると言われている⑦は低かった様だ。 つまり、”効率の悪い働き方” とか “スタートアップ企業の低迷” 等が指摘されていると解され得るのだろうて・・・納得。

さて:
 自分は技術系の人間なので引用(*5) に解説してある “イノベーション競争力(前記⑫)” への関心が高い。 2016/17年版まではスイス・イスラエル・フィンランドが入れ替わりで1~3位を占め、日本は
   4位(2014/15) ⇒ 5位(2015/16) ⇒
       ⇒ 8位(2016/17)
と、”じり貧” 傾向だった。
 と言う事は、もし我が国が世界トップクラスの “長寿命国” でなかった場合、④で稼げなく、どうランキングされるのか、気が滅入ってしまうと言うモノだ。

日本のイノベーション力:
 そこで、問題の “日本のイノベーション力” だが、その構成要素を2016/17年版で見ると、
  a:イノベーション能力・・・低い(部門ランキング=21位)
  b:科学研究機関の質・・・高いとは見なされていない(13位)
  c:企業の研究開発支出・・・高い(4位)
  d:研究開発における産学連携・・・低い(18位)
  e:先進技術製品に対する政府の調達・・・低い(16位)
  f:科学者・技術者の有用性・・・高い(3位)
  g:国際特許出願数・・・極めて高い(1位)

とされており(*5)我が国の課題(a,b,d,e)が浮き彫りにされている。 特に ”e” 等は、国のプロジェクトで新素材開発にこぎ着けたとしても市場形成・普及には “知らんぷり” の国の姿勢に対しての参加企業の “恨み” が出ていると実感出来る程だ(たはっ!)。

但し:
 ここで言う評価点とは、評価対象国地域の “企業経営者へのアンケート” 結果を集約・点数化したに過ぎなく、果たして “定量性” が何処迄あるのかは疑問だし、自分には正直解らない(100超の国・地域の中で20位であれば高い方との見方もあり得る。しかし日本は産業競争力でしか生き残る術はなかろう。10位以内でなければ・・・何の根拠も無いけれど)

とはいうものの:
 これ等の指標には、最近の自動車や機能性材料、免震耐震ダンパー等の出荷検定誤魔化しに見られる我が国企業の統治力の無さ・モラルの低さ等は反映されていないだろうから、信頼に裏打ちされた本当の競争力となると、果たしてどれ程なのか・・・"力作 (*5)" を物にされた内閣府担当官の更なる “忖度無し・正直な” 分析を期待したい所だ。

 まぁ、“自然災害リスク” は考慮されていない様だから、一喜一憂する程の事なのか・・・とも想うのだが・・・
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(*1)20171230:神奈川県は81.32歳(男)&87.24歳(女)
(*2)20180321:やったぜっ! 住みたい街で ”横浜市トップ”
(*3)20180809:”名探偵” 人気ランキング
(*4)20180821:名字ランキング100位に入らず
(*5):以下が参照になります:
 内閣府科学技術&イノベーション担当政策統括官による解説ペーパー:
  ”WEF国際競争力レポートにおけるイノベーションランキング
   の現状の分析について”(ウェブで検索可能です)


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20181024:P.アレン氏逝く(マイクロソフト社共同創業者) [故人を悼む]

 10月15日に僅か65歳で逝去。 外伝の伝えるところでは病死。

 あのB.ゲイツ氏と共同でMS社を立ち上げ(1975年)、今日の IT-社会を個人レベルに迄拡げたお方の一人と言える。

 ゲイツ氏との良好な折り合いは永くは続かずに1983年には袂を別けており、以後はMS社創業者利益を基にした投資活動や多方面に向けた慈善事業家として活動されていた様だ(出自:日経紙2018年10月17日。署名記者=白石武志氏)。

 アレン氏の活動の中で驚いた事には、2015年3月に突如、レイテ島@フィリピンの沖海底に沈んでいた旧日本軍戦艦 “武蔵” を発見した報道があったが、戦跡への関心が高く、捜索・掘り起こし活動も積極的だったらしい(WikiPedia 記事で確認)。

 自分はPC’OSとしての Windows は好みでは無かったが、これなくして現在の IT-社会の拡まりは実現しなかっただろう事は事実で、今では “降伏” して Win7(64Bit) を使っているものの、MS社によるサポート終了も間近かだ。
 Win10 は好みからは遠いので、PC自体の更新を含めてどうするのかを考えねば・・・でも自分は Ma* には "痛い目・辛い眼" に遭った事がトラウマになっているからなぁ・・・(*1)。 じゃぁ、Linux も考えてみなきゃいかんのかなぁ・・・

 ともあれ偉大なPC文化創設者の逝去を悼む者であります。
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(*1):大分前のブログですが・・・
   ”20170221-2:私のパソコン OS 遍歴

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20181023:長期政権は ”飽き” られる?(在独旧友からのメール) [雑感]

 久しぶりにドイツ地方都市に在住する旧友からのメール。
 14日の南部バイエルン州議会選挙政権与党側が歴史的大敗を受け、話題になっていると言う。
 数年前の “難民大量受け入れ” への不満が顕在化したと言う新聞・TV等の解説が多い中、旧友の指摘は、今の政権が永すぎて “飽きられて” いる事の影響も無視出来ないそうだ。 その根拠の一つに、難民受け入れ反対の急先鋒野党だけでは無く、現実的な自然環境重視へ方針転換した穏健左寄り政党への投票率もが↑↑だった事を挙げている。

 メルケル首相の希に見る辣腕は健在なのだろうが、そもそもが昔の列強植民地政策の “ツケ” が遠因の一つとも言えるらしいから難民問題の根本的解決は困難。 受け入れ反対だけで解決出来るのだろうかと想うのは自分だけでは無かろうと・・・

 “もう飽きたから” 誰か他に代わってくれや ・・・ との想いの方々も結構多いそうだ。
 “理屈に長けた(?)” ドイツ人でさえそんなもんですかねぇ・・・

 んなら、我が国の総理大臣殿もご用心なさた方がよろしいのでは?
 何事に於いても “新鮮み” って大切だし、我が国ではその上で、何事に於いても忘れっぽい国民性を最大限に活用しなくっては・・・ たははっ!

そこで気がついたのですが・・・:
 毎年の様に繰り出される ”**戦略” ・・・ これって、私ら選挙権持つ国民から飽きられないための目くらましなのかな?・・・なぁんてっ!
 そうで無い事を心より願っております。

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20181022:”68.3%”(ラグビーW杯2019日本大会の ”認知度”) [ラグビー]

 全国平均認知度(2018年09月)です ← 大会組織委員会の広報(10月12日)から。

 正直驚きました。 7割近くの方々に知られているなんてっ!
 但し、対象者は全国・20~69歳・性別不問・約5万人。 ネット上でのアンケート結果なので、もともと “世事に関心の強い方々(?)” が対象になっていたからかも。

 因みに過去の調査結果を時系列で見ると
  2015年09月:51.2%
  2015年10月:63.3%
      ← 英国大会で “あの” 南アフリカ代表撃破!時
  2016年03月:55.8%、 同07月:57.3%、
      同12月:54.0%
  2017年03月:51.0%、 同07月:51.4% ← 低迷?
      同12月:56.3% ← 関心復活?

だった(出自:大会組織委員会ウェブサイト)。

 明らかに2016年は前年W杯での日本代表の “超が付くほどの大々健闘” のおかげ。 だが代表チーム新旧選手入れ替わりが戦績に現れずに2017年は下がり傾向だったのが、大会広報が進み、時たまTVニュースでも報じられる様になった事から盛り返してきた・・・と分析出来そうだ(たぶん)。

 おまけにNHK・土曜・ブラタモリの後に “不惑のスクラム”(30分*7回)が放映されていたのも効いたのかしらん?・・・(*1)

 2015大会以後、二人に一人は知っている訳だ ( まぁ、FIFA’サッカーW杯には及ばないだろうけれど )。
 そんな訳で、本番での日本代表の奇跡的大奮闘を心から期待するとします。

因みに:
 自分は、我が行きつけの居酒屋さん常連の皆様には2019日本大会を意識的に広報しております。
 なお自分は、どの試合のチケットも手に入れる事は出来ていませんが、大会直前になれば大手が売れ残り分を格安で手放すので、黙って待っていれば良い・・・との “噂” を信じております。
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(*1)20180910:ありゃッ! ”ショーケン” だ(”不惑のスクラム”@NHK)

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20181021:”ブラッセル” と ”ブリュッセル”(赤っ恥) [自分の事]

 たまたまなのだが、月刊VISA誌11月号の目玉特集が “スイーツ大国ベルギーブリュッセル市散策” で、美味しそうなチョコレート系スイーツが沢山紹介されていた。
 でも自分はチョコケーキと言えば “ザッハ・トルテ” だなぁ・・・(*1)

ところで:
 この記事を読みながら、現役時代に一度だけパリ北駅⇒ブリュッセル中央駅まで列車移動した事を想い出した。
 パリで開催されたシンポジウム終了後ロンドンへ向かう予定が、ド・ゴール空港に着いたら利用する航空会社スタッフのストライキが発生しており、北駅から “ブラッセル” へ列車で廻り、そこの空港からロンドンへ向かえと言われたのです(もち、英語で)。

 が、この “ブラッセル” が何を意味しているのか当初解らず、2度ほど聞き返した所、窓口スタッフが素早くメモ書きし説明してくれた。
 そこで始めて “ブリュッセル” とは現地語であって、英語では単純に “ブラッセル” と言う事を知った(お恥ずかしい次第です)。

 何せ利用する飛行機が飛ばない・・・なんて経験は日本でも無かったし、ましてや海外での初めての経験で些か “動転” していたのかも・・・今から想うと (^^;)

 でも僅かな時間でしたがパリ北駅⇒ブリュッセル中央駅列車旅を “楽しむ” 事が出来ました。
 おまけに同じ目に遭ったシンポジウム参加英国人とブリュッセル駅出口でばったり。 空港へ二人連れで向かう事が出来たのは心強い限りでした。
 歳取ると、ひょんな事からいろんな事想い出す・・・てへっ!
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(*1):過去のブログです
  “20171124:ザッハ・トルテ(チョコケーキ)

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20181020:10月の夏日(”歳時記” のつもり) [雑感]

 通常は9~11月が “” とされる。
 が、最近の9月は夏日(25以上30℃未満)が多い。
 更に自分の “経験則” では、ここ横浜市北部丘陵地帯にあっては10月の第2~3週にかけて迄夏日が続く。 今年も10日辺り迄は夏日が到来したが、それを過ぎると一気に秋模様、すぐさま冬模様へと進む。

 念の為メモで確認したら昨年も同じで、一端20℃前後の日が続くと次は雨の日が結構多く、ウォーキングの月次走行距離も低めだった。

 真夏日・猛暑の盛りでは夏日が涼しく感じられ、数回25℃未満の日を経験すると夏日が暑くて “うんざり” するのは少々不思議だ。
 人間って勝手きままだなぁ・・・

 やっと僅かの木々ではあるが剪定も終わり、今度は冬ごしらえだ。
 気象庁の予報では暖冬らしい。 が、気象予報士の中には、全体傾向では暖冬であっても局所的には厳冬の期間も有り得ると仰る方もいる。
  この夏に豪雨災害に遭われた地域がそうでなければ良いのだが。
 はてさて、どうなるのか、気がかりではあります。 


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20181019:”オールディーズ” 流れるカフェ [気晴らし事]

 東急東横線**駅近くにある “カフェ” に月に数回出向くのが楽しみの一つになっている。
 このカフェは地元資本が周辺にチェーン展開している古くからあるお店の一つで、結構広い(7名程のカウンター&4名席*8&禁煙席10名程)。
 内装はコーヒー・ブラウンを基調にした凝った造りの上、BGMとして流すのが決まって “オールディーズ” なのがお気に入り。 

 ある時、店の方に伺った所、オーナーは本店の方で陣頭指揮とっているらしい。 と言うことはこのお店は支店なのか。
 オールディーズはオーナーの好みらしい(お若い店員の方には “知らない曲ばっかりっ!” とか)。
 いつ行っても50~60年代を中心としたヒット曲で、殆どを知っているし、持っていたレコードからディジタル変換してクルマのオーディオにも搭載している。

 先日にお邪魔した折りには50年代シリーズを選曲していたらしい。 M.ロビンス:”白いスポーツ・コート” が流されていた。 これも大ヒット曲だが、”エルパソ” の方が自分は好きだ。 ドーナッツ盤を (繰り返し)*2 聴いていた事を想い出すのだが・・・( ご関心あれば “Marty Robbins” & “ELPASO” をキーワードとして YouTube で鑑賞出来ます。4分超・少々長いです )

 行くといつも “本日お薦めコーヒー” があって、その折は “マンデリン” だった。 あたり来たりの表現しか出来ないが、酸味が少なく、コクが楽しめる。
 自分の様な年代にはオールディーズを聴きながらコーヒーを味わうって、古い表現だが至福の一時とさえ想う。
 お店を利用する方も自分と同年代が圧倒的に多い。

 一度オーナーに会って蘊蓄を語り合いとも思ったりしている。 カフェって、オーナーの個性が出て、自分と合うと “行きつけ” になりますネ(お気に入り居酒屋と同じ)

 そう言えば、現役の頃、会合が神田神保町であった時、時間潰しに利用した “喫茶店”(:地下鉄神保町駅から “すずらん通り” に抜ける狭い通路右側にあった “サボる” にもってこいのお店) は今も健在なのかしらん?


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20181018:”ソース” か? ”醤油” か?(アジのフライ) [食]

 スーパー等でイカとかアジ等、刺身用の奴が売れ残ると次の日にはフライ等に化けて目玉になる事、気がついていた。 居酒屋でも同じ手が使われる(場合もある)。

 そんでもって先週行きつけの居酒屋さんへ出向いた時の事。
 のれんを分けて入ったとたん、
  「おー、**さん。良い時に来た。あんたどっち?」

 “なんのこっちゃ” と思ったら、”アジのフライにかけるの、ソース? それとも醤油なのか?” って、至ってたわいの無い論争(?)を顔馴染みの同年配先客お二人がしていたらしい。
 マスターが昨日刺身用に用意したアジが残ってしまい、フライにしてお馴染みさんお二人にサービスしたとの事。
 お二人ともビール飲みながらの・・・と言う訳でした。

 ここは以前に “升酒の飲み方” で “角” から飲むべきか、”縁” から飲むべきか、大論争した居酒屋さんだ(*1)
 小さく狭い。 お客は全てお馴染みさんばかり。 稚気があって、些細な事に大騒ぎして笑いまくる楽しい居場所だ。

で、自分の “模範” 解答:
 お二人のどちらかにつくのもどうかと瞬間想ったので、

 「アジのフライ・・・自分からは “注文しない” けれど、出てきたら、
   - 日本酒飲んでいる時には “醤油”
   - 年金生活者向け格安白ワインの時は “ソース”」

 お二人、”きょとん” として冷静に戻ってしまい、“熱き論争” に幕を閉じました。

因みに:
 目玉焼きの場合、黄身は醤油、白身はソース・・・これが定番と聴いた事がありますが、自分は挽き立て黒胡椒のみであります。
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(*1)20171016:”升酒” 大論争!

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20181017:塩害?(もみじの樹) [雑感]

 普段は余り気にしていないのだが、剪定している内に “変だぞっ” と気がついた。 蔦を除けば秋が深くなると紅葉してくれる樹が一本だけあるのだが、葉が赤茶けて枯れた様な姿で、ノーテンキな自分でも何時もとは明らかに “違う” と解った。

 “はて?” ・・・ と思っていたら、我がワイフ殿が “それ塩害じゃぁ?” って。

 そう言えば台風が運んだ雨が原因の鉄道架線発火事故があったし、何時だったか、紅葉に異変が・・・とのニュースがあったそうな。
 昨今の新聞紙上では沿岸沿い、神奈川県では三浦半島の野菜への被害が甚大と伝えている程だ。

 今年の上陸台風全てが横浜市以西だったので、此処での風は南から。
 我が家の南側はお隣さんが壁代わりに頑張って呉れているので何事も無かったのだが、塩交じりの雨でやられたのかっ!
 さすがに雨は防げないからなぁ・・・

 居ながらにして楽しめた紅葉が今年は “おじゃん” になりました・・・トホホ (>_<)

ついでに:
 鶴見川支流沿いに立てられている大きなマンションの脇に整備された小公園にももみじの樹が5本程植えられているのだが、その内3本が家の奴と同じ症状で無残でした。
 おまけに我が家の前のお宅玄関脇の “ドウダン・ツツジ” も同じ有様なのに気がついた。
 こんなの始めて!
 変なのっ!

因みに:
 来年は大丈夫だろうか?・・・って想ったが、冬には落葉、來春には新しい葉が生まれてくるのでOK・・・と通りがかりの物知りのお方が解説して下さったのでひとまずは・・・

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20181016:”炭素税” 提唱教授がノーベル経済学賞 [雑感]

 味も素っ気も無い自分は、自然科学分野外のノーベル賞についてはさほどの関心を持たないのだが、”W.ノードハウス教授”@エール大学(USA)がもう一人の方と一緒に経済学賞を受賞されたそうだ(9日付け各紙)。

 このお名前、どこかで見聞きした覚えがあるぞ?・・・と想いながら記事を読むと、温暖化ガス(Green House Gas, GHS)排出に課税する所謂 “炭素税” の提唱者として著名とあった。
 そうだっ! 想い出した。 “環境経済学” とやらを組み立てた学者様だった。

 地球温暖化の傾向が一向に収まるどころか、最近は加速されているかも・・・との説も有るし、この夏、北半球を襲った異常気象との関わりも懸念されている折も折、米国ではツイッター大統領が “パリ協定” を否定するものの、加州等工業化が進んだ州同士の連携は強く、GHG排出削減に向けた取り組みの手を緩める気配は無いところを “後押し” するかの様にさえ見える。
 窺い過ぎだろうか。

 炭素税に関しては我が国も環境省が熱心だが、経団連が猛反対。 なので、経済産業省も否定的だし、政府も本格的な導入には関心は無さそうだ。
 消費増税対策で手一杯なところに新たな増税に繋がる様な手立ては避けたい。 次の総理大臣で・・・と言う事なのかも知れない。

 でもって、今夏の様な異常気象は多少の揺らぎ・変動はあるものの、今冬以降も収まらない可能性が高いとも聴かされている。
 地震・噴火に悩まされ、加えて異常気象(最近では “極端気象” と言う事が多い)がこの列島を襲う事になったら ・・・ “先憂後楽” の政治は期待薄なので年寄りの心配事は止む事を知りません。

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20181015:”影” の無い時間帯 [自分の事]

 どういう訳か自分では解らないが、”影の無い時間帯” がお気に入りだ。 居心地がとても良い。

 昼間であっても、空一面に雲がほぼ一様に広がっていれば影の無い時間帯が生まれる。  また今では日の入りは17時ちょっと過ぎで、晴れた日なら17:15頃迄のしばらくは影の無い時間帯だ。

 気象予報士の方々が “すっきりしないお天気” と言う奴だ。
 まるで妖怪に影を盗られた気がすると言う訳ではあるまいが、嫌いな方が多い様で、我がワイフ殿も好まない。
 が、プロのカメラ屋さんはこの時間帯を “マジック・アワー” と言って “貴重” らしい。

 こんな時間帯に鶴見川やその支流沿い遊歩道をウォーキングしていると、見馴れている風景であっても “とても優しい” 感じに包み込まれる気がするのはどうしてだろうか。
 気分も落ち着き、”義務感が無くなって” 歩きそのものが楽しくなる。
 とても不思議な時間帯だ。

 それを狙って最近のウォーキングは晴れの日・日の入り小一時間ほど前からすることにしています。
 ジョギングやウォーキングする人の数も盛りを過ぎて少しだけ寂しい感じもするけれど・・・影男も影女も出る暇無いから安心だし。 てへっ!


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20181014:読み終わったが ”一向に解らない!”(”脳の意識 機械の意識”) [自分の事]

 渡辺正峰氏:”脳の意識 機械の意識”(中公新書2460;2017年11月25日初版発行)の事です。

 “愚か” にも書評(日経紙:2018年1月20日:池谷祐二氏 “神経科学で迫る最大の難問” )に惹かれて、この夏前から少しずつ読み込んできて、最近やっと終えた所。

 お手軽新書だと思っていたのだが、中身が深すぎて正直 “自分には理解出来ない” 事が超多い。

 著者は理工系ご出身。 気鋭の神経科学者と言う事で、”意識とは何か” に始まり、”自然科学則に基づいた理解” に取り組む事を目指しておられるとの事だ。

 自分の “意識が移植された機械” が出来た場合、どうなる?・・・なぁんて事、考えた事無い。 意外にも実現する可能性は “皆無では無い” らしい?( ”I, Robot” の世界なのかしらん ・・・ (*1) )。

 冒頭にあの有名な哲学的命題:“我思う。ゆえに我あり”(ルネ・デカルト)の引用から始まるのだが、確か大学初年度の選択教養科目として “哲学” を選んだ記憶しか無い自分の事だ、結局の所、著者が読者層に望み期待した理解レベルには達しなかった。

 こんなに難しい学問の世界があろうとは・・・
 理解もままならずも、とにかく “読み終えた” と言う事だけで “満足感” を得る “自分の意識” って、一体何なんだ?
 お粗末過ぎて恥ずかしい限りです。
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(*1):どうでもいいブログでしたが・・・
  20180419:”サニー” と ”アトム”(AI ロボット)

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20181013:”軽い運動” でOKだってっ!(記憶力) [雑感]

 励ましを貰える研究成果を発表された学者先生がおられる様だ。
 大変心強い。

 征矢英昭教授等@筑波大によると、わずか10分程の “軽い運動” で記憶を司る脳の海馬が同時に刺激されて、直後の ”記憶力が高まる” 事が検証されたと言う事です(出自:日経紙2018年10月1日)。

 具体的には、10分程度のペダル漕ぎ運動後に記憶力が高まっているとの事で、ヨガとか太極拳などのお手軽運動でもOK。 従来は動物実験で解っていたが、人でも検証されたとの事だ。

 今後は認知症患者とか高齢者の記憶力維持・改善に向けた応用をお考えになるらしい。
 うれしいじゃぁありませんか。

 最近、大昔の事は日時・場所・周りの人達等はっきりと覚えているのに、ほんのちょっとした前の事を忘れる事が多く、さすがに “こりゃぁヤバっ!” って、”危機感” を持っているので朗報だ。
 本当に頼りにしています。
 遅くとも自分が認知症になる前のご成功を祈ります。 願わくば急いでっ!
 たはは・・・(少々、不謹慎でした m(_ _)m )

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20181012:”捕物帖” の世界(神谷玄次郎) [気晴らし事]

 marukobunko さんのブログ(2018年10月5日)にあった “藤沢周平” 原作の “霧の果て - 神谷玄次郎捕物控” は数年前に “NHKBS時代劇” として放映されていて、運良く録画してあったので全巻を通しで観てみた(勿論 “1.5~2倍速” で)。

 シーズン-①(2014年)では5話が、翌年の同-②では8話が放映されているが、その人物&時代構成は原作をほぼ踏襲しているものの、事件の内容は脚色部分が相当ある。
 主人公役は髙橋光臣さん、恋仲役を中越典子さんが演じ、ナレーターを含めて周りはベテラン&準ベテランの役者が固めていて、それなりに安心して鑑賞に堪え得る出来映えだ。 セットも直ぐ解る様な “張りぼて感” は無かったし・・・

 WikiPedia での確認によると、玄次郎ものは1980年に尾上菊五郎版(TV東京)、1990年に古谷一行版(フジTV)があったそうだ(記憶に無い)。 古谷一行さんは金田一耕助ものだけではなかったんですねぇ。

 玄次郎配下の岡っ引き銀蔵役の中村梅雀さんの演技も良かった。
 だからか、この方は玄次郎シリーズ後、2016-17年には同じBS時代劇 “伝七捕物帖” シリーズの主役を張っている。 伝七親分とは、今は大昔、推理作家(←当時は “探偵作家” と言われていた)の皆さんが共同で創作した黒門町の岡っ引きで、映画化もされていた(故・高田浩一さん主演@松竹映画)。

 捕物帖の世界では、謎解きやサスペンスを楽しむものでは無く、事件を通して江戸の風物詩の中に溶け込む人間模様、即ち “人情” を読み解くものだ・・・とのお説が昔ありました(何方が申されたのか、うぅ~ん、思い出せない m(_ _)m )。

 確かに、ケータイ/スマホで連絡を取り合う時代とは縁が無く、ましてや膨大な犯罪人データーベースをコンピュータで瞬時に検索できる時代でもなければ、科学捜査研究所もありゃぁしない。 足で狭い江戸の町々を淡々と調べ尽くして、事件を解決していくお話で、基本、“今は昔” の物語だ。

 銭形平次の様な天才的なひらめきとコントロール抜群の銭投げ名人は極めて希な存在だ。 が、時には、将軍様の血筋らしき由緒正しきお侍さんが事件現場を見た瞬間に絡まった糸を解してしまう離れ業さえ楽しめる(城昌幸’若様侍捕り物控)・・・(^^)/

 でもって、捕物帖はかってTV時代劇の定番だったが、今や地デジの世界からは実質消えてBSで盛んに再放されるだけになっていると言ってもいいほどだ。

 だからといって全く廃れてしまった分野という訳ではない。 今や映画化とかTVドラマ化されていないだけで、小説の世界では新作の超人気シリーズもたんとある。 まぁ、お年寄りの愛読世界の話だが・・・ 

ついでに:
 “半七” ものとか、”平次” シリーズなどが “青空文庫” で手軽に読める・・・いい時代です。 たはは・・・


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