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20200302:これではいくら何でも ”あんまり” だ(基本方針@新型肺炎対策) [雑感]

 やっと動き出した。
 先月25日(火)に総理大臣&厚生労働大臣から発表されたが、いくら何でもこれでは “あんまり” だ

文句-1:
 文言が大分前から作文されていた厚生労働省の “役人のもの” だ
 しかもCDC(アメリカ疾病管理予防センター)がウェブサイトで公開している概念をちゃっかり利用している部分も覗える。
 尤も、専門家会議にご出席の先生方だって、生物兵器を研究開発している国のウイルス学/感染症専門家程には学識/知識&経験/知見に恵まれているとは想えないので無理なのかもしれない。

だが:
 国民全体が襲われている非常事態だ。
 総理&大臣共に、全ての国民が理解出来る言葉で話しかけなければならないのに、持って廻した言い様だし、理工系学士様等を除けば国民の殆どが “クラスター” なんぞの英語を知る訳が無い・・・ “小集団” と言えば済む話なのに、全く馬鹿げている。

 原案は役人モノであったとして、何故 “自分の言葉” に書き直さなかったのか
 残念な事には、我が国の今の総理大臣の国語能力については誰もが ? っているが、いくら何でもこれでは “あんまり” だ。
 私らは、総理大臣ご自身の言葉で語りかけて呉れる事を待っているのだ。
 やっとの事で、過日の全国小中高校一斉休校要請&それについての記者会見がその翌日あったが、これについては後日改めてブログ投稿致したく(自分は珍しく今回に限っては "擁護" する立場なのだが・・・)。

文句-2:
 “要請” ばかりで、”指示” は一言も無い
 国&厚生労働省自らは責任を取らずに自治体/企業/イベント主催者等への “丸投げ” で、”お前等の自己責任でやれ” ・・・って訳だ。
 その裏には、この要請を受け入れなければ “後々後悔するぞ” ・・・ との “脅し” が見え隠れする(次年度からの “補助金” やらないぞ・・・等々いくらでもある)。

 確か、感染症専門家は前日迄、”ここ1~2週間” が “爆発感染” に進むか “散発感染” に進むかの分岐点と言っていた。
 とすれば、正に “日本の有事” だ。
 我が国の行政最高責任者である総理大臣とその最高執行役である厚生労働大臣が他人事の様な要請だけで “責任回避” してこの有事が裁けると想っているのだろうか。
 おまけに厚生労働省以外の中央省庁は他人事で、”我が省は国民を守る為に***を率先してやる” ・・・ 何て事、余り聴かない。
 “国民不在” で、情けない限りで、いくら何でもこれでは “あんまり” だ。

文句-3:
 “軽症者は自宅待機” ・・・ つまり、
   ”重症になる迄待ってろっ!”
   ”死にそうになったら保健所に連絡しろ”
・・・って言うに等しい。

 “軽症/無症状者であっても感染能が高い” 事が新型コロナウイルスの怖い所・・・って何回も専門家が仰っているのにだ。
 特効薬が見つかっていない今、お若く免疫力の高い軽症者ほど早期の対処療法で回復する確率が高い筈だ。
 重篤になった方々の救命を第一に・・・との考えが尊い事は理解出来るが、冷静に考えれば、更にご批判を承知の上で申し上げると、優先すべきは
   - 今、現役の方々(← 今の日本を守る為)
   - 次の時代を受け継ぐ更にお若い方々(← 明日の日本を守る為)

であって、残念ながら “免疫力の低い高齢者” では無い筈だ(勿論、救って戴ければ有り難い)。
 でなければ我が国は・・・って程の “国難” じゃぁないのか。

まだまだあるのだが・・・:
 ここまで書いてきて “空しく” なってきた。
 爆発感染の瀬戸際と言うのに “これでは国民は救われない”。
 この様な対処しか出来なかった政府/政治家を忘れてはいけない。

因みに:
 爆発感染を抑えたところで、感染は数ヶ月以上は続く・・・って言う専門家もいる。
 また欧州/米国の感染立ち上がりはこれからだとも。

 とすれば、始めは “嫌がらせ/フェイク” ととっていた東京五輪/パラリン’2020の開催是非問題が否が応でも浮上して来るに違いない(既にそう発言しているIOC委員がいるそうじゃないか)。
 今、正に、我が国は “歴史” に残さねばならない “国難” に直面している・・・との “認識と覚悟” が求められているのではなかろうか。
 そう想います。

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