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20200326:例の ”100日ワニさん” - 完結編を見届けて [雑感]

 ひょんな事から主題を知っていた。
 イラストレーターの “きくちゆうき” さんがSNSで公開していた
   “100日後に死ぬワニ

と題する4コマ “マンガ”。
 この20日が丁度連載開始後100日目で、めでたくかどうか、終わりを迎えている( “ワニ” = 文字通り、”動物のワニ” さんです)。

 若き青年ワニさんが “どうって事の無い” 平凡な日常生活を送っていて(1日1話公開)、100日目に “死” を迎える。
 他者が交通事故を被るところを危うく救っての自己犠牲の様に自分には観えたが、その意味するところは果たして・・・(実は連載前半に見事な “布石” があった)。

 自分から観ると決して上手な絵柄と言う訳では無く、むしろ稚拙感を感じてしまうが、毎回、場面最後に
  ”死まで**日

とテロップの形でカウントダウンが出るのが “不気味” で、連載観るのを途中で止める事が出来なかった。
 が、終わってしまうと、”奇妙に寂しい” ・・・ のは何故か。
 年甲斐も無く、いつの間にか “感情移入” してしまったんか。

 作者は “生きると言う事は死ぬと言う事” とも仰っている様だが、自分の様な後期高齢者が言うのなら “尤もだぁ” ・・・ って感じだが、どんな人生経験を背負っておられるのだろうか。
 年寄りには想いもつかないし、ましてや並みの若手が思い浮かぶシナリオでは無いと想うが・・・
 いやはや,“スッゲー” としか言い様がないですなぁ(自分には)。

因みに:
 200万を越えるフォロワーがいて、更に YouTube では100話通しで観る事も出来る様です。

ついでに:
 100話公開後に、”書籍化”、”関連グッズ販売” とか “映画化” とかが喧伝され、何の事は無い、広告代理店が裏で仕組んだ一大プロモーションだったんじゃぁないか・・・って批判を巻き起こし、 “炎上騒ぎ” になっているそうです。
 いやはや・・・本当なら、油断のならない世の中です・・・かな。
 ゲっ!

最後に:
 同じ ”生” & “死” を描くにしても、”火の鳥”(故・手塚治虫原作)とは随分と視点が違うもんです。
 死迄の日数カウントダウン・・・”火の鳥” では決して出てこないメッセージ。
 それにしても強烈過ぎました。

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