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20200307:”政府専門家会議3委員鼎談(ていだん)”@日経紙を読んで(新型肺炎) [雑感]

 2月28日付け日経紙朝刊特集記事だ。
 ほぼ一頁全面を使っている仰々しさだ。
 読んだ読者はたくさんおられただろう。
 自分は “何回も何回も” 読み込んだが、素人にも解る “一般論” に過ぎなく、一番大切な “現場感” が全く感じられない

 3委員とは、既にそれぞれの分野で昇り詰めた以下のお三方だ:
  - 尾見 茂 氏
     地域医療機能推進機構理事長
  - 脇田隆宇 氏
     国立感染症研究所長
  - 押谷 仁 氏
     東北大学教授

 司会は原田亮介氏(日経新聞社論説委員長)が務めていて、全体の流れを定めている(ので正確には “鼎談” とは言い難いかも)。

 委員お三方は、記事の紹介によれば過去に於いてご立派な業績を残された第一線級の研究者 “だった”。

だが:
 この “だった” が “曲者” だ。
 今は立派な個室で部下からの報告&報告書を聴き、読み、時により指示を出す。
 “現場へ出陣” してお若い時の様に “つぶさに” 観察し、鋭い分析をされている事は今では皆無の筈だ(多分 “会議” が多過ぎてに違いない)。

 例のクルーズ船対策についても、また政府へ提出した専門家会議提言書でも “高所からの一般論” を展開しているだけで、積極的な “具体策” を提案している訳では無い事が素人の自分にも良く解る。

 そんな一般論、随分と前のSARSや新型インフル騒ぎの時に言い尽くされている。
 これだけの地位にいると後々責任を取らされかねない様な提言は滅多に出せなくなっている事は容易に推察される(要するに中央省庁役人と同じだ・・・自分はこんな事、言えた柄じゃぁないけれど)。

 具体的な対応スキームは、もっとお若い “現場” を熟知している専門家でなければ・・・と素人ながら感じた次第です。
 でもこういう方は大抵は主流を外されているんだ。

 ヤレヤレ・・・だなぁ。
 何やっても目覚ましい成果は遠い先か?・・・滅入るばかりです。



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