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20200311:”3.11” から9年 [雑感]

 新型肺炎 “列島感染真っ最中” の今年、表だった追悼等の式典は中止され、密やかな9年目が来た(*1)

 もう9年と言うべきか、未だ9年というべきか。
 復興はおろか復旧にもほど遠いが、それでもJR常磐線が全線再開となったし、これ迄は帰還困難とされてきた地区の解除も少しずつ進んできている。
 又、三陸沿いには新たな自動車専用道路も整備され、復興を目指した動きもある。

 新型コロナ・ウイルスの侵入は避けられないだろうが、何とか凌いで欲しいとの想いで一杯です。

 負けないでっ! 東北の皆様!
 敢えて "頑張って!" とは申しません。
 これ迄 "頑張り続けて" こられているのですから。
 横浜の地から心より応援しております(あまりに細やか過ぎますが “ふるさと納税” 制度を利用して)

しかしながら:
 重大な “なおざり” がある。
 除染された本体、即ち “汚染土壌” の行方だ。
 7日のTBS報道特集ではここに焦点をあてたものだった。
 どこの自治体だって引き受ける事は無いから、国は “再利用” の名目で常磐道とかへ再び福島県内への利用を目論んでいて、該当地元民等が反対している。
 国は
  “安全だから/安全を保証するから”

って言って説得しようとしているが、地元民の言い分は
  “それ程に安全なら東京都の地盤整備に使ったら良いじゃないかっ”

だ。
 どうする? 小泉環境相・・・何故環境相に任命されたか、今頃になってお解りになったのではなかろうか。
 石炭火力発電輸出路線の是非も加えた “出口の見えない問題” を抱え込まされている訳で、つまり、今の主流派が “潰し” にかかっているのだ・・・って自分は勝手ながら解釈しています。
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(*1)20190311:”3.11” - あの日から8年 ( 今になっても想う事 - ③ )



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20200310:全国小中高一斉休校から一週間余(新型肺炎対策) [雑感]

 “専門家会議” の提言を受ける形で “基本方針” が出てから2週間程。
 そして安倍総理大臣の唐突とも感じられる “全国小中高一斉休校緊急要請” が出されて一週間余。

それで今はどうなのか:
 WHO&厚生労働省は当然の事だが、NHKのウェブサイトでも特設サイトが設けられていて、毎日10:30分時点で集約された感染者数&その累積が日毎に示されている。
 厚労省版よりも遙かに見易いが、この図を見て直ぐに
   “感染状況は拡大が線型的に継続している”

と解る。
 見ようによっては
   “先週後半からの急峻な立ち上がり”

が見え隠れする様だ。
 折しも当方が住む地区周辺にあるスポーツジムが感染経路に入っているとの報道もあって、いよいよ “身近に迫ってきている” 様でもある。

この日々の集約データーを観て:
 爆発感染が抑制されているのか(*1)、そうでないのか、TV報道(含・特集番組)を観て聴いても判定は専門家筋でさえ難しそうで、結局は “後々の検証” を待つ他無さそうだ。
 それにもう一つ、感染後に治療等でPCR陰性となって “退院した人数” が総計だけで、日毎に図示されていないのが不親切だ。

ところで:
 全国小中高一斉休校要請については、批判も多数ある。
 TVニュース特番ではお馴染み批評家/評論家が口を揃えて仰っている。
 まぁ、何事に対しても一言言わなければ気が済まない “批判屋”/”けちツケ屋”/”粗探し屋” って何時でも何処にでもいるモンだが( ← 自分も “その気” が無いとは言えないが m(_ _)m )、今回も “ここぞ” って具合にたくさんあったし、今でもある。
 彼等の特徴の一つは見事な程に “対案” を示さない事だ。

 特に今の政権は不祥事続きの上、新型肺炎対処では初動に失敗しているので、”尚更感” が強い。
 それに加えて野党は
   国民を新型コロナウイルスから守るよりは
   安倍総理大臣をやっつける方に熱心だ。

 国会中継を観るとそんな感じさえ受けるのは果たして自分だけだろうか。
 我がワイフ殿は “怒って” いるぞよ。

が、かって:
 ”インフルエンザ流行期に、学校閉鎖期間中は高齢者罹患率が下がった” との検証報告もあるそうだ( 先週の “BSTBS報道1930” or “BSフジLiveプライム・ニュース” のどっちかで専門家がそう指摘していた )。
 背景には、小中高校生間感染を抑えると同居高齢者層への感染も抑えられていた・・・と感染に関わる専門家が解説していた。
 今回の新型肺炎では彼等は罹患しても無症状かつ軽症である場合が多いらしいが、感染能が高いから尚更かも。

とすれば:
 総理大臣の初期対応失政を一挙に挽回するパフォーマンスだとの指摘があるものの、全く根拠の無い話でも無いのかもしれない。
 自分は専門家では無いから断定は出来ないが、”否定する根拠が無い” ・・・ もっと早く公表して準備期間を与える配慮が欲しかったとは想うが。

そもそも:
 我が国の国防/危機管理の対象に “生物兵器” 類が正規に含まれているかどうか、自分には解らないが、細菌/ウイルスによる感染に対する防衛意識/危機意識が高い海外諸国ではやはり “一斉休校” や “感染地域閉鎖” も現実の対策として取られているのが現実だ。
 米国では1~2名のPCR陽性者が出ただけで非常事態宣言を発令する州があるし、これから感染拡大期が来れば続出するに違いない。

 また、我が国に比べて迅速な対応をした東南アジア諸国では “サーズ(SARS)”/”マーズ(MERS)” 感染の “経験を活かしての危機対応” だと言う。
 韓国もそうだったが、この国は今でも北の国と戦時下にあるのが我が国と決定的に違う。
 “我が国と韓国・・・どうしてこうも危機意識が違うのか” の原点がここら辺りにありそうだ。

我が国の場合:
 2009年の新型インフルエンザ対策以降、
  ”国家戦略として制度立てを怠ってきた "つけ" が
  ここに来て顕在化している”

 これはいつもは “政府寄りの発言” しかしない政治評論家が仰ったので些か驚いた事でした。

そんだから:
 なにせ経済効果や最高権力者来日への思惑からか、春節の折にすげぇ沢山の大陸からの観光客を無差別に受け入れていたからねぇ・・・
 彼等がマスクを超大量に買い求めていたニュースが何回も流されていた・・・そうなのです。その頃既に新型肺炎は武漢@中国で猛威を振るっていたのだが、我が国では何もせずに “傍観” していただけだったのだ。
 他所の国は自国民を守る為にはそんな事なんぞはしてないぞ。
 中国&韓国からの新たな入国制限を打ち出したのは何と先週末の有様だった。

・・・って事は:
 こんなに後手後手な対策しか打てないのは、危機対策をほっといて “桜” なんぞを眺めていた “*罰” なのかもなぁ。
 あぁ~・・・私らは救われないって事かも。
 (>_<)。

ついでに:
 春の風物詩でもある “選抜高校野球大会” はどうなるのか。
 主催者(公益財団法人日本高等学校野球連盟;”高野連”)側は明日(11日)に最終結論を出すそうだ。
 選手等&関係者が全国からバス等閉鎖空間に押し込められて甲子園に集まり、周辺施設で宿泊して、勝負して引き返す工程で “ウイルスの持ち込み/持ち帰り” の可能性、またそうなった時の責任は何処が取るのか・・・等々考えての決断にして欲しいもんだ。
 ラグビーとか柔道の様なコンタクトゲームでは無いにしろ、高校野球だけを特別視する根拠は何処にも無い筈だし、“ウイルス・キャリア” の甲子園集散が新たなウイルス・バラマキのきっかけにならないとの保証は何処にも無い。
 高野連は “公益” 財団法人だ。
 “公益” と名のるからには、高校野球とは無関係な国民をも含む “国民全体の益” を目指さなければならない。
 賢明な最終判断を期待したいが、どうだかなぁ・・・
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(*1):専門家筋によれば爆発感染期は “指数函数” 的に増大するとの指摘だったが、そうであってもその “初期は線型で近似表現される” (⇔数学的表現です)ので今の段階では判断出来ない。
 事が終わった時点での “振り返っての判断” しか出来ない。
 “ここ1~2週間” が爆発感染/散発感染の瀬戸際とした専門家先生方のご指摘の正しさはその時点で初めて検証される。


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20200309:そんな手があるなら ”永山基準” を見直して!(法令解釈変更@検事長停年延長) [ただの私見]

 “国家公務員法”/”検察庁法” の定めから乖離して “法務省自身が法を犯した” とする法律専門家が多い “検事長停年延長” 問題。
 総理大臣も法務大臣も意に介しないし、件の検事長自身が法を犯した自身の停年延長を辞退する気は皆無の様だ。
 自分の様な一般市民から観た検事とは、政治権力にすら立ち向かう事を保証されている社会正義擁護の立場にいる筈なのに、権力に擦り寄る姿は “意地汚い/惨めったらしい” としか観えないがなぁ・・・
 こういう方は “歴史に名を残さなければ” いけません。

さて、それなら:
 政府が法令解釈を都合良く変更出来るのであれば、法にもなっていない “永山基準” を見直して貰いたい
 我が国は “三権分立” 国家と想っていたが、実は “そうでは無い” らしいので、”司法にも手を伸ばし”、是非とも実現して欲しい。

というのは:
 刑事裁判では永山基準(*1) と言う “縛り” があって、3名とか4名を越える殺害者にしか “死刑” が適用されない
 どんなに残酷な殺人犯であっても、1~2名の殺害であれば、たとえ “裁判員裁判” で “死刑判決” が下されても “必ず高裁で覆される” からだ(特に最近この事例が続いている)。
 最も基本的な人権である “生命" を奪うと言う許しがたし犯罪者であっても、この永山基準がある限り死刑に処する事が出来ないでいる。
 死刑判決を裁決した裁判員の皆様方は悩み抜いた末にこの結論に到達したに違いない。
 その結果を高裁が “いとも簡単に” 覆す
 これでは一般市民に多大な負荷を与えている裁判員裁判制度に存在理由も意義も無い

 是非ともこの “永山基準” をお得意技を使って解釈変更し、裁判官の凝り固まった “判例主義” を壊して欲しい。
 今の内閣にとってはいとも簡単な筈と想うが・・・

ついでにもう一つ:
 やたらめったら付く “執行猶予”。
 “更正” を期待しての事だと想うが、その期間中に再犯するケースが多い。
裁判官の “眼鏡違い” ・・・ って訳で、そういう場合には判決を言い渡した担当裁判官の人事考課に “バッテン” をつける様にして貰いたい。
 どう考えたって執行猶予がつくのはおかしい・・・って判決が多いと感じるので、こいつについても “司法に長い手を伸ばして” 貰いたい訳です。
 言い過ぎでしょうか?
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(*1):1983年の連続4人射殺事件で、最高裁が永山則夫被告に下した死刑判決適用の際に示した基準。
 犯罪の性質・動機・犯行状況・被害者数等々9件の要件を示している。
 永山被告の死刑は1997年に執行されているが、この最高裁判例が裁判官を “金縛り” にしているとの指摘が多く、自分もそう想います。
 尚、主としてキリスト教を信ずる国々からは死刑制度廃止の要請が我が国に届いている様ですが、これは国民の死生観とも密接に関わった課題であり、その是非と永山基準は別問題と捉えています。
 自分は死刑廃止に反対の立場です。


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20200308:J.ウェルチ氏逝く(元・GE会長) [故人を悼む]

 3月1日に逝去。 享年84歳。

 製造業に勤めていた企業人には知れ渡った伝説的な経営者@USAだ。
 発明王エジソン起業を源とするGE(ゼネラル・エレクトリック)社の会長を1981年から20年間務め、”集中と選択” を掲げ、”大規模リストラ” を実施し、GEを大きく発展させた。
 でも大きく発展させた原動力は “ものづくり” とは言い難く、”金融事業”(GEキャピタル)だった・・・と読み取れる解説記事だった:
  日経紙:2020年3月4日付け朝刊総合1紙面:
   ”カリスマ経営者の光と影
     - 後継者育たずGE迷走

 日本の経営者にも大きな影響を与え、”**の一つ覚え” の如く “集中と選択” が流行語になった程だった・・・よく覚えていますとも(現役時代の勤め先トップも言っていた)。
 だが、結果としてこれで成功した企業はそう多くなかった様だ・・・何せ日本の経営者は集中&選択には "取捨&選別" を含むのに "取捨" がなかなか出来なかったからだ(と、自分は想っています)。

 日経紙の名物記事:”私の履歴書” も執筆している。
 自分も読んだが、後半は自画自賛が罷り通っていて、”この人もか~” なんて想いもした。

 時代の流れは大きく変わった今、このGEですら桃色にはほど遠い “青息吐息” との報道が随分とあったが・・・
 GAFAが世界を謁見している今の時代をどう観察されていたのか、それこそインタビュー記事があったらなぁ・・・との想いです。

 黙祷。



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20200307:”政府専門家会議3委員鼎談(ていだん)”@日経紙を読んで(新型肺炎) [雑感]

 2月28日付け日経紙朝刊特集記事だ。
 ほぼ一頁全面を使っている仰々しさだ。
 読んだ読者はたくさんおられただろう。
 自分は “何回も何回も” 読み込んだが、素人にも解る “一般論” に過ぎなく、一番大切な “現場感” が全く感じられない

 3委員とは、既にそれぞれの分野で昇り詰めた以下のお三方だ:
  - 尾見 茂 氏
     地域医療機能推進機構理事長
  - 脇田隆宇 氏
     国立感染症研究所長
  - 押谷 仁 氏
     東北大学教授

 司会は原田亮介氏(日経新聞社論説委員長)が務めていて、全体の流れを定めている(ので正確には “鼎談” とは言い難いかも)。

 委員お三方は、記事の紹介によれば過去に於いてご立派な業績を残された第一線級の研究者 “だった”。

だが:
 この “だった” が “曲者” だ。
 今は立派な個室で部下からの報告&報告書を聴き、読み、時により指示を出す。
 “現場へ出陣” してお若い時の様に “つぶさに” 観察し、鋭い分析をされている事は今では皆無の筈だ(多分 “会議” が多過ぎてに違いない)。

 例のクルーズ船対策についても、また政府へ提出した専門家会議提言書でも “高所からの一般論” を展開しているだけで、積極的な “具体策” を提案している訳では無い事が素人の自分にも良く解る。

 そんな一般論、随分と前のSARSや新型インフル騒ぎの時に言い尽くされている。
 これだけの地位にいると後々責任を取らされかねない様な提言は滅多に出せなくなっている事は容易に推察される(要するに中央省庁役人と同じだ・・・自分はこんな事、言えた柄じゃぁないけれど)。

 具体的な対応スキームは、もっとお若い “現場” を熟知している専門家でなければ・・・と素人ながら感じた次第です。
 でもこういう方は大抵は主流を外されているんだ。

 ヤレヤレ・・・だなぁ。
 何やっても目覚ましい成果は遠い先か?・・・滅入るばかりです。



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20200306:トランジスター・ラジオ [気晴らし事]

 政府のご指示に従って不要不急の会合参加/外出を控えて大分経つ。
 おかげで近場の居酒屋さんへも随分とご無沙汰だ(*1)

 その間は ”巣ごもり” なのだが、柔軟/ウォーキングの他、ボランティアまがいの現役時代腐れ縁作業とか、TVや撮り溜め録画番組、更にはDVD/BD収録映画等を観たり、お気楽小説等で毎日を凌いでいるだが・・・

それがある日:
 とっくに整理&断捨離していた筈の書棚の奥から “トランジスター・ラジオ” が出てきた。
 と言っても今のお若い方々にトランジスター・ラジオ・・・って言っても通じるかどうか解りませんが、SON*社の製品で
  Model TR-3500:
   (6石トランジスター;AM専用;単III*2本;68*118*32mm;700gr)
だった(”6石” ・・・ 直ぐにお解りになる方は自分と同年代層でしょう)。

 今見ると “野暮ったい” し、それに何と言っても “重い” !・・・が、手に取ると何となく “存在感” を感じるのは当方の歳のせいか・・・

 早速に乾電池を入れてスイッチ・オン!
 何と、立派に聞こえてきたぞいっ!

 ネットで調べてみると1973年製らしく、御年47歳!
 音質&感度に難点ありだが、NHK&FEN(=今のAFN)しか聴かない者にとってはまだまだ現役で使えそうだ。

 今の技術ではクレカ程度のサイズ/重量もあれば “おつり” が来る程で賄える筈だ・・・と考えると、やはり “半導体/電装” 技術の進歩/革新は凄いと改めて感ずる。
 “鉱石ラジオ” の組み立てを経験している自分には特に・・・

そう言えば:
 “ポケット・トランジスター”(byアルマ・コーガン)ってオールディーズがありましたなぁ・・・
 故・森山加代子さんがカバーして結構流行ったし、もしカラオケがあれば歌える筈だし、オリジナル版をディジタル化している筈だが・・・
 そんでもって、手っ取り早く YouTube で聴いたりしています。
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(*1)20200223:”家飲み” 増えたけど・・・


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20200305:”巣ごもり” 食品 [自分の事]

 典型的な “不要不急会合” の一つが “飲み会” かどうか、判断の分かれるところだろうが、自分は我慢して出かけないでいる(*1)

 国は濃密な接触感染が懸念される人混みへの外出を控える様にとの要請を出しており、そのせいで我が家では “保存用食品食材” が増えてきた。
 もともと平素からも我がワイフ殿は用心深く、必ず生活用品を “正品+控え” と揃えておく様に育てられたらしく、缶詰/瓶詰め/乾物はもとより、最近は即席食品がじわっと増えてきている。
 つまりは、喰いモン買い物回数を減らす為だ(昨今は “一回/週” 程度だ)。
 でも決して “買い占め” している訳ではありません。

ところで:
 このような食品を “巣ごもり食品” と言うらしい。
 TVニュースでそう紹介していた。
 巣ごもり・・・かぁ。 言い得てるなぁ・・・

 感染症専門委員会がご指摘なさった
   ここ ”一~二週” が勝負っ!
も残すところあと “ニ~三日” しかない。
 どうなるやら・・・
 あと “一~二週” って事も当然かもなぁ・・・
 でも、巣ごもり食品も飽きてきましたし、年寄り夫婦は “爆発感染” とはならない事を祈るばかりの毎日であります。
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(*1)20200223:”家飲み” 増えたけど・・・


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20200304:PCR検査を巡る ”不思議” を考える(新型肺炎) [ただの私見]

 やっと “改善気運” が観られ始めた様だが、これ迄の受け入れ/検査キャパはあるのに、何故PCR検査が広く進められないのか、素人なりに考えていました。

1.”表” の理由:
 医療関係者の最大公約数的見解は
   “新型肺炎には今のところ特効薬は無く、対処治療しかない”。
 
つまりは:
   - 軽症者は寝てるだけ
   - 重傷者は強力な解熱剤・咳止め・人工呼吸等対処治療で
時間を稼ぎ、その間、点滴等で感染者の免疫力↑を期待するだけの治療だ。

だから:
  “PCR検査を受けても余り意味が無い”

 これが国側、及びそれに寄り添う医療関係者(←大抵は “えらい” 職位の先生方だ)の姿勢だ。

2.”裏” の理由-1:
 “感染研”(国立感染症研究所:所管=厚生労働省) はあくまで “研究所” であって、医療機関では無い。
 であるからして、 “医療” そのものに対しては研究者としての関心は “薄い”。
 PCR検査結果を “自分のところだけで集約” して “感染動向” を調べて論文にする、また運が良ければ “治療薬か治療方法を研究開発” して研究者としての栄華を求める方へ感心が向くのが自然だ。
 今は “緊急” 事態だから “やむなく検査を受けている” ・・・ との姿勢が自分には垣間見えるのです。

2.”裏” の理由-2:
 人口比率からして北海道が異常にPCR陽性者が多い。
 これは道が積極的にPCR検査を進めているからであり、一方で東京都が異常に少ないのはPCR検査数が少ないから・・・と解釈するのが “統計学” の教えるところだ。
 もし都がPCR検査を幅広く進めば “みるみるうちに” 1K人を優に越え、”韓国ペース” に似てくる可能性すらある筈だ。

 そうなれば東京五輪パラリンへ選手団を送らない国々が続出する事は容易に考えられ、果ては中止の声が上がるのは目に見えてくる。
 PCR検査を広く進めない政治的な理由だ。

 “巣ごもり” してTV解説番組を観たり聴いたりしている内に辿り着いた “邪推” です。
 邪推/妄想である事を祈るばかりです。

ついでに:
 PCR陽性者が空白の県も多い。
 しかし、これ等の県は概して人口密度の低い地方であり、不遜な言い方で申し訳ないが検査設備が完備しているとも想えない。
 ウイルスは社会情勢とは無関係に増殖し続けようとする。
 地域毎の封鎖が無ければ人の往来/接触は回避出来る筈も無く、従って統計学に従えば空白の状態が継続する事はあり得ず、“検査が行き届いていないだけ” と解釈するのが順当で、状況が改善されていけばPCR陽性者が増えていく筈だ。
 残念ながら。
 繰り返しますが、”ウイルスに人の思惑は通用しない”。

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20200303:池田正穂氏逝く(元・第五福竜丸乗組員) [故人を悼む]

 2月20日に逝去。 享年87歳。

 今の我が国では実質的に “近代/現代史” の教科はあっても大抵はそこ迄の授業は( “巧いかどうか” は置いておいて ) “時間切れ” で無いから、現役の方を始めお若い方々はご存じあるまい。
 自分の世代なら新聞かラジオで大きく報道された事を覚えている筈だ。

 1954年、”第五福竜丸” に乗船し、 “ビキニ環礁” 周辺@太平洋・マーシャル諸島で操業中に、”水爆事件”@米国に遭遇し、被爆された(3月1日)

 戦後10年も経ってなかった時代だ。
 米国には正面から逆らう事が出来なかった我が国にあって(実は今もそうらしいが・・・)、随分とご苦労されたに違いない。
 自分の様な年代層は、よくぞこのお歳まで命永らえられたと想うのではなかろうか。

 ゆっくりとお休み下さい。
 黙祷。

因みに:
 初代 “ゴジラ”(1954年:東宝)のコンセプトはこの第五福竜丸被爆に触発されたと聴いています。


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20200302:これではいくら何でも ”あんまり” だ(基本方針@新型肺炎対策) [雑感]

 やっと動き出した。
 先月25日(火)に総理大臣&厚生労働大臣から発表されたが、いくら何でもこれでは “あんまり” だ

文句-1:
 文言が大分前から作文されていた厚生労働省の “役人のもの” だ
 しかもCDC(アメリカ疾病管理予防センター)がウェブサイトで公開している概念をちゃっかり利用している部分も覗える。
 尤も、専門家会議にご出席の先生方だって、生物兵器を研究開発している国のウイルス学/感染症専門家程には学識/知識&経験/知見に恵まれているとは想えないので無理なのかもしれない。

だが:
 国民全体が襲われている非常事態だ。
 総理&大臣共に、全ての国民が理解出来る言葉で話しかけなければならないのに、持って廻した言い様だし、理工系学士様等を除けば国民の殆どが “クラスター” なんぞの英語を知る訳が無い・・・ “小集団” と言えば済む話なのに、全く馬鹿げている。

 原案は役人モノであったとして、何故 “自分の言葉” に書き直さなかったのか
 残念な事には、我が国の今の総理大臣の国語能力については誰もが ? っているが、いくら何でもこれでは “あんまり” だ。
 私らは、総理大臣ご自身の言葉で語りかけて呉れる事を待っているのだ。
 やっとの事で、過日の全国小中高校一斉休校要請&それについての記者会見がその翌日あったが、これについては後日改めてブログ投稿致したく(自分は珍しく今回に限っては "擁護" する立場なのだが・・・)。

文句-2:
 “要請” ばかりで、”指示” は一言も無い
 国&厚生労働省自らは責任を取らずに自治体/企業/イベント主催者等への “丸投げ” で、”お前等の自己責任でやれ” ・・・って訳だ。
 その裏には、この要請を受け入れなければ “後々後悔するぞ” ・・・ との “脅し” が見え隠れする(次年度からの “補助金” やらないぞ・・・等々いくらでもある)。

 確か、感染症専門家は前日迄、”ここ1~2週間” が “爆発感染” に進むか “散発感染” に進むかの分岐点と言っていた。
 とすれば、正に “日本の有事” だ。
 我が国の行政最高責任者である総理大臣とその最高執行役である厚生労働大臣が他人事の様な要請だけで “責任回避” してこの有事が裁けると想っているのだろうか。
 おまけに厚生労働省以外の中央省庁は他人事で、”我が省は国民を守る為に***を率先してやる” ・・・ 何て事、余り聴かない。
 “国民不在” で、情けない限りで、いくら何でもこれでは “あんまり” だ。

文句-3:
 “軽症者は自宅待機” ・・・ つまり、
   ”重症になる迄待ってろっ!”
   ”死にそうになったら保健所に連絡しろ”
・・・って言うに等しい。

 “軽症/無症状者であっても感染能が高い” 事が新型コロナウイルスの怖い所・・・って何回も専門家が仰っているのにだ。
 特効薬が見つかっていない今、お若く免疫力の高い軽症者ほど早期の対処療法で回復する確率が高い筈だ。
 重篤になった方々の救命を第一に・・・との考えが尊い事は理解出来るが、冷静に考えれば、更にご批判を承知の上で申し上げると、優先すべきは
   - 今、現役の方々(← 今の日本を守る為)
   - 次の時代を受け継ぐ更にお若い方々(← 明日の日本を守る為)

であって、残念ながら “免疫力の低い高齢者” では無い筈だ(勿論、救って戴ければ有り難い)。
 でなければ我が国は・・・って程の “国難” じゃぁないのか。

まだまだあるのだが・・・:
 ここまで書いてきて “空しく” なってきた。
 爆発感染の瀬戸際と言うのに “これでは国民は救われない”。
 この様な対処しか出来なかった政府/政治家を忘れてはいけない。

因みに:
 爆発感染を抑えたところで、感染は数ヶ月以上は続く・・・って言う専門家もいる。
 また欧州/米国の感染立ち上がりはこれからだとも。

 とすれば、始めは “嫌がらせ/フェイク” ととっていた東京五輪/パラリン’2020の開催是非問題が否が応でも浮上して来るに違いない(既にそう発言しているIOC委員がいるそうじゃないか)。
 今、正に、我が国は “歴史” に残さねばならない “国難” に直面している・・・との “認識と覚悟” が求められているのではなかろうか。
 そう想います。

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20200301:何処に ”麒麟(きりん)” が? [気晴らし事]

 自分はNHK大河ドラマを観る習慣は全く無いのだが、我がワイフ殿が何時だったか ”麒麟がくる” を観ていて、
  「あんたの好きな “岡村君” が出てるよ~っ!」

って大声で呼びかけて来たので、無視する訳にもいかず居間に降りていった。
 “チコちゃん” を “贔屓” にしているから気を利かしたつもりだったらしい。

そしたら:
 “岡村君” が汚れた格好で薬草(?)を入れた大きな籠を担いでいた。
 台詞もしっかりあって、我がワイフ殿によればキャスティングも3番目らしく、重要な役回りらしい。
 画面は全体に霞がかった様な、ソフト・フォーカシング調で、加えて色合いが鮮やかで目新しい。
 合戦画面とかはそれなりに面白いのだが、何しろ室町時代の背景知識が自分には無いので毎週観るのは辛いかなぁ・・・多分途中で “沈没” だ。

 主人公役の役者さんは “見覚え” があって、今は昔(程は無いが)大分前にNHKドラマで “夏目漱石” 役とか “金田一耕助” 役を演じていた筈だ。

 「何言ってんの。最近はCMにもたくさん出てるのよ・・・」
は我がワイフ殿の伝だ。
 フ~ん・・・そうだったんか。

でも:
 何処に/何故 “麒麟” ・・・?
 あ~ぁ!・・・ “麒麟児” の事だったのか・・・迂闊にも気が付くまで一瞬の間がありました。
 我ながら粗末でした。
 “おしまい”。


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