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20200506:”知事が言うなら” 聴こうじゃぁないか(コロナ禍) [自分の事]

 総理大臣による “緊急事態宣言” 以降、”奇妙な” 事に気がついた。
 総理大臣も担当大臣も “外出自粛” の要請を乱発しているが、一方の自治体側では、これに加えて知事が
   “今度ばかりは、ここには来ないでっ!

と、”悲痛” な声で叫んでいる。
 地元民の健康問題を抱える自治体トップにとって、医療機能崩壊回避は最も身近な課題だから、無責任な地元外からの来訪者への呼びかけは “切実感” 漂う。

 頑固に営業を続けていたパチンコ屋も度重なる知事の要請には聴く姿勢を示すのも出始めている様だ。
 彼等は総理大臣や担当大臣がいくら呼びかけても要請に応える事はなかったが、知事の要請には一応、応える形だ。
 中には “指示” をもってしても従わない店舗もある様だが、その時はPCR検査受付所等として施設を “強制” 的に召し上げすれば良いのだ(知事の決意次第で法的にも可能)。

さて:
 自分の場合を考えた。
 黒岩神奈川県知事はこの2日午前10:00ジャストに
  「今年のGWだけは外出控えて」

と県民向けに一斉エリアメールを送信しており、この送信自体には賛否ある様だが、自分はその訴えに素直に応えて “巣ごもり” をしている。
 総理大臣とか担当大臣は自分が選んだ訳では無いが、自治体トップは選挙を通して直接選んだのだから、ここは要請に応えよう・・・って訳でありまする。

 我が国の国政トップは国会議員が選んで決める。
 その国会議員は我々が選挙で選ぶ訳だが、政党/派閥絡みで自分の見解が反映されている訳では無い。
 ましてや、モリカケ/桜/マスク/家で遊ぶ/30万円等々の失政で何ら形ある責任を取らない総理大臣の要請なんぞは、正直言って聴きたくも無い国民が多くいる筈だ。

だもんで:
 自治体トップの役割は大きい。
 そして、迅速なリーダーシップを示す知事が複数現れている事に、ほんのチコッとだが “救い” を感じる。

 これがきっかけになって内実伴う “地方分権” が進めば良いのだが・・・必ずしも “そうはならない” のが日本の現実なんだよねぇ・・・残念ながら年寄りは何回も観てきている風景なので、比較的に冷静・・・って言うよりも森鴎外並みの "諦念" だ。

 歴史家によると、我が日本はあの100年前の “スペイン風邪” からは何も学ばなかった数少ない国の一つ、またSARS/MERSにも奇跡的に襲われなかったが、新型インフルエンザが流行した時は特措法を成立させてアビガンを備蓄しただけで、未知感染症に対する医療体制整備には手をつけなかったと指摘していた。
 政府も、それに専門家委員会も諮問委員会も責任回避の言い方しかしないし、その “ツケ” が今だとも。

 今度は “何を学ぶのか”、それとも “何も学ばないのか”、気になるが、まぁ、年寄りの知ったこっちゃないか・・・なんて無責任な事言えないしなぁ(少しだけですが悶々としています)。


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