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20200520:あったのは ”底力” だけ?(IT化出遅れ) [雑感]

 IT・・・ “部品” 造り/”もの” づくりではあれほどの “先進さ” を示していた事もあった我が国だったが、そのシステム化に関しては今回のコロナ禍を巡って最早 “どん尻” に近いのでは?・・・って事が暴露されてしまった。

その1:保健所
 “業務過多” とされているが、PCR陽性関係者(⇔所謂 “濃厚接触者”)への問いあわせ電話の状況がTV特番で紹介されていた。
 それが、何とっ!
 片手に受話器/もう一方の片手のシャーペンで ”ノートへの手書き!” ・・・ これには、余りの “前近代的” な姿にぶっ飛んでしまった。
 でもって、都への報告はFAXだし、受け取る方は各所から集まった何十枚もの紙を改めて集計する有様だ・・・そうだって。

 問いあわせ/解答とりまとめは、ヘッドセットをつけ、PCモニター上、エクセルなんぞ利用してブラインドタッチで鮮やかにオンタイム入力/整理しているとばかり想っていた。
 個人情報の扱いもソフトウェア側の表示設定でなんとでもなるので、関係各所全てと同時、若しくは即時に情報共有/集計/分析が自動で出来るのに( ⇔ エクセルのプログラム/計算機能を使えば素人でも簡単にシステム化出来る筈だ)、”なんてアナログ” なんだ・・・と言う訳。
 激務とか業務過多って言ったって、これは業務改革してこなかったツケ以外なにものでもない。
 これじゃぁ、いくら人を突っ込んでも意味は無い。
 これ迄は保健所に幾分同情していたところがあったのだが、一変に冷めてしまった。

その2:例の10万円受付
 マイナンバー・カードでオンライン受付・・・直ぐに対応出来るかの様な紹介だったが、TVで報道されるのは “その使い勝手” の悪さ。
 恩恵はごく一部に限られている実態。
 挙げ句の果てに、”郵送方式の方が手っ取り早い” ・・・ って広報する始末。
 オヤオヤ・・・これにもぶっ飛んでしまった。

 因みに、自分は行政側のセキュリティ対策に信頼を置いていないので、全ての手続きを未だに通知カードだけで対処している。
 今回の¥10万円手続きだって、近々に届くとされる郵送版にはご親切にも世帯全員が記載されているので、かえって手間いらずだ。

その3:リモート授業
 全国一斉休校したは良いけど、リモート授業可能な学校はごく一部に過ぎなく、相変わらずプリントの配布程度の対応が殆どだった様だ。
 一番の先進国とされる米国では、今は大昔のクリントン大統領時代に始まってるんだぜ。
 つまり、小中学生の間に国外&国内で “ディジタル格差” が生まれてしまっている。
 彼等彼女らが高校/大学へ進むにつれ、後々まで響くぞ、これは。

結果:
 IT を活かしきる “仕組み” 造り・・・これを進めると不要となってしまう部署&人員が産まれる事から、行政のあらゆる分野であらゆるシステムのディジタル化を “恣意的” に遅らせている・・・としか、考えられない。
 人手不足・・・って随分と前から騒がれているけど、驚いたね。
 うへっ!

それでか:
 アナログ思考はコロナ禍対策にも及んでいる。
 緊急事態宣言解除条件だって、数値目標は根拠不透明なPCR陽性者数(:直近1週間0.5名未満/週)だけで、後は定性表現に留まっているのは、数値明記すると総合判断に “含み” を持たせる事が出来なくなるので、責任追及の手を逃れる路を開けておく為なんだ。
 “悪代官の悪知恵” そのものを見る想いだ・・・自分だけの偏見なら良いんだが。



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