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20200524:需要 ”蒸発” [雑感]

 夏場を迎える事も加わっているのか、北半球ではコロナ禍のピークアウトの “片鱗” が見え始め、ほぼ “凍結” させていた経済活動の “解凍” に向けた取り組みが進んでいる。

 しかし、停止していた経済の “V-字回復” は容易ではなさそうだ。
 我が国では昨年10月の消費増税余波で今年1-3月期のGDP成長率が対前年比で “▲2%” 台(年率換算)となり、更に緊急事態宣言の影響をもろに被って4-6月期は “▲25%” 程にもなるとの民間調査機関の予測だ。

 何時だったか忘れてしまったが、日経紙がこれを指して “需要蒸発” と題していたのが少しばかりの衝撃的だった。
 と言うのも、緊急事態宣言期間中であっても、電気/ガス/水道/通信等ライフラインを形成するインフラ系は平時通り、新幹線系を除いた交通もほぼ平時に近い運用だった。
 加えて生鮮食料品を含めた日常生活用品も、万全では無いにしても必要水準は充分に調達出来ている。

 とすれば、この経済指標の落ち込み主因は、”不要不急” な物品購入/イベント(勿論、含む・宴席等飲み会)取りやめ、”鎖国” による観光客激減・・・等々の “不要不急需要” であった訳だ。
 正に “需要蒸発” とは言い得ているのかも。
 経済の実態って、大まかに見れば “今の今は必要で無い(?)需要” の占める割合が途方も無く大きい・・・って事、良く解りました。

 不要不急であっても社会生活に潤いをもたらす存在な訳だ・・・と言う事は解るものの、相手の正体がまだまだ知れないウイルスへの恐れが消える事は無い。
 直ぐさまに消費復活/需要回復・・・って訳には・・・

一方で:
 “無駄遣い” ・・・ では無く、”購入” するって事は、これを生業とする人達を “支援” する事につながるのかも ・・・ 些か自分の購買哲学とは違っているものの、こう言う考え方もありなのか。
 でなきゃ、消費復活はおぼつかないかも・・・そんな気がします。

 とは言うモノの、例の¥10万円は直ちに消費・・・では無く、何処か医療機関への寄付か、ふるさと納税なんぞとします。
 決して辞退して財務省をほくそ笑ませる事はしない。


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