SSブログ

20200531:脱ハンコ? [雑感]

 コロナ禍は意外なところで “習慣/慣習” に変化をもたらそうとしているのか?
 あの “腰の重い” と想われていた金融機関でさえ融資に関わる電子契約が幅を効かせ始め、”脱ハンコの動き” が加速しているという:
   ”脱ハンコ 金融取引でも
   (日経紙2020年5月26日付け朝刊金融経済紙面)

 先のコロナ禍緊急事態宣言の下、テレワークが進む最中に
   ”今日はハンコ押す為に

と答えた出勤者へのインタビュー報道が話題になっていた。
 ”阿呆臭さッ!”・・・と想いつつ、”解るなぁ” と苦笑いした現役の方々、多かったのでは?

 契約書とかあらゆる決済書にハンコは付きものだったが、これからどうなるんですかね。
 ディジタル化が進んだ電子決済書には危なっかしいところがあるらしいが、脱ハンコが進めば、あの世界中から批判を浴びている “象牙問題” もあらかたクリアできるだろうし・・・

 “ディジタル署名” とか、公認された第3者立ち会い方式とか、いろいろな形式があるらしいが、我が国には “花押(かおう)” って伝統的文化もあるもんだから、ひょっとしたらデジタル風にアレンジされて実現するかも。

ところで:
 聴いた話だが “花押” と言えば、政府の閣議決定書には出席大臣の花押がズラリと書き下されている。
 新米大臣はあわてて自らの花押を用意しておかなければならないので大変だそうだ。
 署名室は閣議室隣接で、ここで “総理大臣奥様は私人” とか、”黒川某の停年延長” ・・・ 等々の文書が作成され、花押が署名されて、”破棄” される事も無く、未来永劫保存されるそうな。
 こればかりは、いくらエラい官僚でも手がつけられない公文書で、”偽造” も出来ない。
 でもって、無智/恥までもが永久保存されて、末代に迄曝される事になるのだ。

ついでに:
 例のツイッター大統領が見せびらかす大統領令の署名が自分には花押の様にしか見えない。
 彼にそんな素養が・・・って、いつも想っちゃう自分なのだが、余りに失礼なもんで話題に出来ないでいる。
 たはっ!


共通テーマ:日記・雑感