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20210303:”20年” かかったぜいっ! 経団連(脱炭素) [ただの私見]

 中西会長経団連
   「優先して "脱炭素" に取り組む
って表明したインタビュー記事を見て "腰を抜かした":
   経団連会長 「脱炭素を優先」
    - 気候変動 経済壊しかねない
     米欧企業と連携探る
   (日経紙:2021年2月23日付け朝刊経済紙面)

 と言うのも、3年近く前に投稿したブログで "経団連を嗤った" 事があった(*1)
 そこでは、2000 or 2001年頃に某省担当官等に金魚の糞の様にくっついて経団連を訪ね、資源環境負荷低減に向けた "循環型社会形成推進基本法"(公布=2000年6月2日)に関わる経団連としての取り組みのヒアリング、及び某省’社会実験事業への協力依頼へ出向いた結果の一部を紹介している。

 10年を一昔と言うらしいが、二昔前のその折には全く感心を示す事無く、"けんもほろろ" に追い返されたのだったが、その経団連が "SDGs" とか "ESG投資" 等の世界動向に抗う事が出来なくなって、ここに来てとう*2追随せざるを得なくなった・・・と言う形の様だ。

だが、自分の想うところ・・・:
 今更遅いよ。
 先手を打っていれば・・・との想いがしてならない。

 当時は、縦割りを廃して経済産業省、農林水産省&環境省が "奇跡" の様に共同で資源&環境に配慮した新たな産業を興そうとしていたのだ。 これに協調/連携していれば世界に先駆けた事も可能だっただろうに ・・・ 今では米欧はおろか、中国でさえ国を挙げての取り組みで先行していて、はっきり言って我が国は "おいてけぼり" だ。
 悲観的な憶測だが、機を逸して挽回は不可能に近く、もう遅い。
 フロント・ランナーに離れずに、精々フロント・グループのしんがりを勤める事が出来れば上々だろう・・・これが的外れなら良いのだが。

 何事にも後手*2にまわる・・・のは何も我が国政治の世界だけの話では無い。 我が国大企業の世界でも、極く*2一部を除けば殆ど同じだ・・・と言うのが老生の経験的人生論ではあります(本当に残念)。
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(*1)20180531:経団連に ”憤慨”

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