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20210312:遺伝子だけで決まるんか?(コロナ禍) [ただの私見]

 大分前に "ネアンデルタール人" 化石の全ゲノム解析が成功して、彼等彼女等の遺伝子を構成する塩基配列の一部が現世人に受け継がれている・・・事は素人向けの科学雑誌で知っていた。

 半年程前に、その一部が現下のコロナ禍 "重症化" 因子として作用しているらしいとの発表があったが、つい最近になって同じ研究陣が反対の "予防" 作用を示すらしい塩基配列も探り当てたとの発表をしている(全国紙よりもネット報道の方が大分早かった)。

 ネアンデルタール人は新型コロナに罹るのか/罹らないのか・・・"どっちも有り" の感じさえするが、日本人の30%程がその予防配列を持ち合わせているとかいないとか。 早合点して、それが例の "ファクターX" なのでは・・・なんて言う人もいるらしい。

 自分は "ネアンデルタール人に出会った事が無い" ので解んないとしか言い様が無いものの、遺伝子だけでコロナ禍の重症化/軽症化が決まるとは想えんがなぁ。
 "氏より育ち" とは言われるが、"氏" も "育ち" も、加えてただ今現在の "免疫力"( ← これもどう定量化できるのか良く解らん概念だ)を含めた "健康状態"( ← 仮に "健康力" ) も複雑に絡み合って、つまり影響し合って、今回のコロナ禍ではウイルスの攻撃に耐えきれなくなると発症するんだろうに。
 お若い方々が罹っても無症状とか軽症で済んじゃう・・・ってのは、彼等彼女等が予防遺伝子の持ち主って訳じゃ無くて、単に若さ故の "健康力" のせい・・・って捉えて分析した方が良い様な気がするがなぁ。

 結果を説明するに当たって何か一つだけに原因を決め込む・・・ってのは "解った気" がし易く、報道陣が好む解説模様だけど、現実は複雑怪奇だ。 パンデミックが収まってからでないと詳細分析は出来ないのではなかろうか。

 でもって取りあえずは "接種券" の配布を待っている事にしよう。 でもここ横浜市は超巨大な地方自治体で、IR-導入の方に精出ししているから何時になるのやら・・・これも解らんデ~ス。

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