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20210313:”オイラーの等式” だった ( ”博士の好きな数学” ) [気晴らし事]

 我がワイフ殿が録画してくれていた邦画(NHKBS;原作=小川洋子氏’2005年;映画公開=2006年)。
 原作小説は大評判を呼んだ作品だ。 題名に惹かれて公開された時は観ようと想いながら見逃していた奴だ。
 が、何時しか忘れていた。

 つい先日観た。
 博士の最も愛した数式とは
  オイラーの等式e^^(i・π)+1 = 0・・・①
  ここで:
  e = 指数関数 ; ^^ = べき乗 ; i = 虚数 ;π = 円周率

なのだが、この等式は、
  オイラーの公式:e^^(i・θ) = cosθ+ i・sinθ・・・②

  θ = π・・・③
とおいて得られる ( ∵ cosπ = -1 & sinπ = 0 )。
 理工学の数式では良くお目にかかる②だ。 その証明は何通りか教わった筈だが、今では指数関数&三角関数の級数展開式を使うのしか想い出せない。

 観ていて、①&②の余りの懐かしさにしばし呆然。
 社会人になってから
   "一度だって使った事もなかった(?)"
のに、覚えていたから不思議だし、更には
   ”使わなかったにもかかわらず、困った事がなかった(!)”
事も不思議だ。

 原作は博士の旅立ち後に想い出す形の筋立てだったが、映画の方では博士が海辺でボール投げしあうシーンで終わるので何となくホッと心温まる感じがして良かった・・・って言うのも歳とったせいだなぁ。

ついでに・・・:
 博士役はあの寺尾聡さんなのだが、彼は "黒部の太陽(公開:1968年)" で映画デビューしていたと記憶している。 その "黒部の太陽" がつい最近もNHKBSで放映されていたし、例の "ルビーの指輪" が大ヒットしたのは1981年の事だったが、当時の "粋がっていた" 頃の映像が今やYouTubeで何時でも楽しめるのも便利になった。
 そんな事にも "時の流れ" を感じます。

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