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20210311:10年目の真実(”3.11” - メルトダウン原発のライフ・サイクル・アセスメントはどうなっているのか・・・) [ただの私見]

 今年は10年節目と捉えられているせいだろうか、新聞もTVもラジオもあの "3.11"( 東日本大震災:"超巨大地震"+"津波"+"原発メルトダウン")を振り返り、復旧復興に向けた時の流れを特集している。
 つい先日(2月13日)深夜に襲ってきた福島県沖発生の大きな地震がその余震だとの事で、余計に振り返る想いを強くしている方々が多い筈だ。

ところで:
 自分の知る限り、メルトダウン原発(@東電福島)の最終処分迄を厳しく想定した "ライフ・サイクル・アセスメント"(LCA)に触れた記事は皆無の様だ。
 3.11直後は著名な学識者がそれなりに試算を公表していたが、廃炉処理の見積もりが甘過ぎてまともな結果は無かった・・・様に自分には想えていた。 これ迄の東電の報告だけから推定するだけでも、遠い先に廃炉処理が終了できたとしても数兆円規模で終わるとは想えない。自然環境への負荷をコスト換算すればそれでは済まないコストが上乗せされる筈だ。
 だもんで、地震大国の我が国での原発は決して "後世代" にも "環境" にも "懐" にも優しいエネルギー生産設備とは言い切れない。
 2050年迄のC_ゼロ実現に向けた戦略の中で原発に期待している部分が多ければ実現は危ぶまれる・・・所謂 "学識者" とされる方々が国に遠慮してか、黙りを決め込んでいるのが残念だし、限界を観る想いで寂しい。

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