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20210306:経験談(お役人との飲み会) [自分の事]

 総理大臣長男( ← "脱藩官僚" であるところの "岸 博幸" 氏によれば "チャラオ" らしい)を含む株式会社東北新社の幹部による総務省官僚の接待会食。 接待された役人が、軽いが懲罰を受けた事件・・・総理大臣ご子息が接待役とあってマスコミが連日の報道で賑わっている。
 企業側は、役所側が断る事の出来ない接待要員として役員待遇で迎えたのだろうし、果たしてその通りに役人側が断れる訳は無く、それでも嬉々として(?)接待を受けたんだろうが・・・って誰でもが思い浮かべる構図だ。

さて:
 自分も某省所管の財団法人へ出向していた時期、対面側お役人との飲み会も結構あった。
 が、自分等のは、時代劇で主人公が叫ぶ "木っ端役人" ・・・ と言っては大変失礼になるが、ぺイ*2、若しくは課長補佐以下のお役人との飲み会なので、ダッチ・ウェイ(折半)が原則で、しかも¥4~5K-/人程度が上限でないと会そのものが成立しない "清さ" が役人側にあった(本当です)。

が・・・:
 課長、部長、局長・・・と上に行くにつれて対する民間側もそれなりに肩書きが上になっていき、自分等の様な出向者が列席する事は稀だった。
 因みに、民間側の肩書きは官僚側よりも2階級程上が対等扱いとされていた。 つまり、役人側が課長であれば民間側は本部長とか平取り辺り、局長であれば(副)社長が対応する仕来りだったが、今は果たして・・・

話を元に戻して・・・:
 稀とは言え、そんな折の経費は民間側だった筈。 但し、国内外からのそれなりの専門職(つまりは教授もしくはそれクラス)との情報交換の様な類いが多かったので、"利権" が直接伴う様な会食ではなかったなぁ(これも本当です)。

ところで:
 公務員倫理規定がまともに運用されなくとも、殆どの役人は、少なくとも係長とか課長補佐辺り迄は "国の為" との意識が結構あって、"熱い人" が多かった・・・いや今でも多いのではなかろうか。
 それを過ぎると、古い仕来り&縦割り行政に固まった業務に我慢出来なくなり、将来を見据えた人程、外の世界へ飛び出す様に想えてしまう。
 そんな彼等彼女等が "阿呆らしい" ・・・ って想うのは、国会会期中の野党議員等からの "7(ナナ)の様な"( = "6(ロク)でもない" の意味です)調査指示への対応に連日深夜迄続いた時と聴いた事があった(自らが調べる議員は化石的な存在だ)。

 国家公務員総合職たる彼等彼女等は、国民全てへの奉仕者として国のより良い基幹を形造るとの "誇り" の持ち主だったのが、こんなのが続くと役人を続けるのが嫌になる様だ・・・そりゃぁ、そうだワ。 国会の質疑答弁を観ていたら意味の無いのが多過ぎる。
 中央にしろ地方にしろ役人の行政能力が "↓る" と "国家は劣化" するしかない・・・のが現実だ。 コロナ禍に対する厚生労働省の働きをみれば解ると言うモノだ。 ね。

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