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20181213:”水郡(すいぐん)線にて” を読んで(私感) [ただの私見]

 知らない土地をローカル線鈍行で運ばれていく・・・これがお好きな方が “水戸”@茨城県⇔”郡山”@福島県(≒140km)を結ぶJR東日本 ”水郡線” 風情を綴っていた:
  小池 光氏:”水郡線にて”(日経紙:2018年12月2日朝刊文化面エッセイ)

 小池氏は仙台文学館の館長職を勤められており、歌人との事だ(素養に乏しい自分には縁遠い世界のお方だ)。

水郡線乗車談が中心なのだが、
 ① 意外にも郡山市は水戸市のほぼ真北方面に位置し、水郡線は北へ向かう。
 ② 鮎でも知られる清流久慈川沿いも走る事から別称 “奥久慈清流ライン”。
 ③ 瓜連(うりづら)、静(しず)、常陸大子(ひたちだいご)等、現地を通らないと解らない珍しい地名が沢山。
 ④ 全線乗車時間は凡そ3時間10分

等々を細やかに、そして情緒豊かに綴ったエッセイだ。

 何回も利用した事があって、読む内に氏が紹介されなかったのが残念だったが、矢祭山(やまつりやま)周辺の山間風景と清らかな久慈川の流れを想い出した。

 観光客相手に過ぎない “鮎の塩焼き” も素朴で美味しい。 一度、養殖モンと天然モンを食べ比べた事があったが・・・正直区別がつかなかったっけ (>_<)

 さすがは文字・言葉を操る専門の方のエッセイは素人の自分が描くのとは違って厚み・暖かさがあるとつくづく感じた。
 羨ましい限りとはこう言う事・・・と感じ入った次第です。

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