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20181226:ボイジャー2号 [雑感]

 木星(1979年)⇒土星(1981年)⇒天王星(1986年)⇒海王星(1989年)探査を経たボイジャー2号( “Voyager 2” )はこの11月5日に太陽系外へ出たそうだ(NASA発表:2018年12月11日各紙)。
その飛行距離、何と180億km

 ボイジャー2号は1977年8月20日に打ち上げられたとの事なので41年以上に渡って太陽系宇宙空間を飛行していた訳で、更に加えれば所定の惑星観察を終えた後は凡そ平成年間をかけて更なる外へ向かっていた事になる。

 惑星科学に多大な貢献をして、今やボイジャー1号と共に星間域に旅立ったとの事で、門外漢の自分でも何やら胸に “グッとくる” モノがある。

 今と違って当時の米国は、”すぐさま銭には結びつかない” 壮大な構想を推進する “余裕” があったんですねぇ。 今ではメキシコとの国境に “壁” を作る予算の攻防をしているとのニュースを観ると隔世感が大き過ぎる感じだ(自分だけかしらん)。

 ネットで確認すると1977年には日本でもいろいろな出来事があった年で、8月7日には有珠山の噴火活動が始まっていたし、11月15日には横田めぐみさんが北朝鮮工作員によって拉致されていて、これは未だに解決されていない。

 私らの実社会では40年はとても長い時間だとつくづく感じ入ると同時に、ボイジャー計画を立ち上げ、遂行し、成果を見守った科学者/技術者等に、またそれを認可して予算付けした当時の米国政府に素直に "凄さ" を感じてしまう・・・のは自分が技術屋の “端くれの端くれ” だったからかも。
 残念ながら昔も今も、多分これからも、これだけの気宇壮大なプロジェクトを立ち上げる事は我が国では・・・


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