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20200511:”決断” 出来る人/出来ない人 [雑感]

 本来は政治分野の与太話は好みじゃぁ無いけれど、今般の “コロナ禍” で表舞台に出て来る政治畑の方々については投稿原稿に困らない。
 次から次に毎日の様に “話題” を提供してくれる。

さてさて、本日は:
 GW中、5月4日に総理大臣から出された “緊急事態継続宣言” では、どういう状態になったら解除に移行するのか、その目標設定が明示されなかった
 担当の大臣も “何処吹く風” の有様で、総理&大臣揃って14日辺りに専門家会議を開催して解除して良いかどうか “お伺い” するんだと。

 今回の新型コロナウイルス感染潜伏期間は10日~2週間とされているから、5月14日前後に公表される感染者数は大凡GW前半のそれを反映している。
 とすれば全国平均で接触削減80%は未達ながらも異常な程の削減状況の様だったから、 “都合の良い” 数字に決まっている。
 GW以降の感染状況こそが論点の筈なのに、少しでも解除の緒を見つけ様とする魂胆が見え隠れする。

 おいおい。
 そんな “ぬるい” 事でどうするっ!
 自分は今回の専門家会議も “どうかしている” と想うが、そうは言ってもここが解除条件を決定するんなら、行政府はいらんじゃないかえ?

 感染状況を定量的に分析し、
   現状はこう、自粛をこの程度継続すれば1~2週間先はこんな感じ

・・・って状況説明するのが専門家会議の機能&役割であって、それに基づき責任を持って政策決断を下すのが政治家の役割じゃんか。
 そうで無くともPCR検査を絞ってきた為に国内感染状況を俯瞰出来ない現在、厚生労働省&感染研の息がかかった専門家会議に定量的分析が出来る訳が無く、そんなところに解除して良いかどうかの判断を “丸投げ” するとは・・・こんな情けない政治家はそうそうはいない。

 危機になると組織を率いる人間の器は隠しようがなくなる・・・って想うけど、ホントだなぁ。
 かくして “Jの悲劇(*1) が “だらだら” 続く・・・って事にならんければ良いのだが。
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(*1):ついこの間の投稿です:
 ”20200508:公開データー無いので ”信頼性” は今一



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20200510:”今更何だよ” ってんだっ!(”新しい生活様式”@コロナ禍) [雑感]

 ほぼ一週間前の事だ。
 新型コロナウイルス感染症対策専門家会議が、緊急事態宣言延長の “下敷き” として “新しい生活様式” なる提言をしていた。

が:
 ① 最初の宣言時(4月7日)に喧伝された中身に少しだけの肉付けをし、
 ② “コロナとの闘い” と言う表現は止めて、これからは “長丁場” の付き合いになる

とだけで、特段の新規性は無かった。
 早い話、
   - 初戦は負けた。
   - これはと言う勝算は無いので、これからは長期戦”

だからそれに応じた “生活様式” を取り入れて・・・って言う訳だ。

 自分等の展開した闘い、つまり “感染小集団潰し” は失敗したのだが、それには触れずに、責任は80%接触削減を果たさなかったお前等国民側にあるので、こんな生活を送る必要になったんですよ・・・って提言だ。

 説明に使ったパワポの絵は、明らかにGW前に厚生労働省の役人が作図したに違いない奴だし(:一枚の絵に情報詰め過ぎ ← パワポ達者な役人が描く典型的な絵柄)、こんな事は言われる前からやっていた事ぜい。

 話を聞いていてとても “腹立たしい” 思いだった。
  “一ヶ月もかかって” こんなパワポかよ。
  “どうなったら” 解除されるんだよ。
  “PCR検査を絞った責任” はどこに置いてきたんだよ。

 専門家なんて言いながら、もっと “まし” な事、つまりは私ら国民に “覚悟” させる様な事、例えば、
  「どうにもなりません。
   今後は、ワクチンが開発される迄、そしてそれが万人に行き渡る迄の
   向こう数年間、辛抱して頂戴。
   でも聴くところによるとお金は出ない様です。」

・・・専門家ならこう言って欲しかったんよ。
 従って、来年の五輪パラリン開催なんてどだい無理な筋書きなんだ・・・って事、そろそろ認め始めた方が良い筈だ。
 あんな話じゃ、言葉だけの行政トップとどこが違うんだ

・・・って言った時に “目が覚めた”。
 あぁ~、相当ストレス溜まってんなぁ・・(チコッと “ウソ” です)



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20200509:気がかり(”ラグビー人気” 維持出来るか?) [ラグビー]

 コロナ禍に紛れて “ほったらかしていた” 投稿原稿 - ほぼ一ヶ月程前の新聞記事から拾った話題です。
 この春に小学一年生になる子等へのアンケート(”将来就きたい職業”) に “初めて” ラグビーが顔を覗かせたらしい:
   ”小一人気職業にラグビー選手も
   (日経紙:2020年4月3日朝刊社会面)

 男子一位は相変わらず “スポーツ選手”(何とっ!調査開始の1999年以降22年連続で断トツの一位)だが、その内訳は
   - サッカー:56.9%
   - 野球:19.1%
   - ラグビー:4.0%

だったとある。

 同じフットボールでもサッカーとの乖離は “絶望的” に大きいものの、初めて意識調査に入り込んだらしい。
 やはりW杯2019日本大会での日本代表の活躍に刺激されたに違いない。
 二三日前の外電では、国際ラグビーボード新会長が日本を 強豪国枠:“ティア-1”(現行:英国4+仏+伊+南半球4)へ昇格させるとも・・・うわぁ~大丈夫かいな・・・

でもなぁ・・・:
 残念な事に今季のTL(トップリーグ)は某チームの “お定まり薬物不祥事” と “新型コロナウイルス感染拡大” が重なってこの2月央から無試合。
 つい最近、再開の目処が立たずに “今季は中止” となり、記録も残らない事に。

 南半球からやって来てくれていた名選手等は皆帰国してしまっているし、TV中継も無くなり、皆様の関心も薄れてしまって、”あの熱気復活は最早不可能か” ・・・ と気を揉んでおりまする。

今や:
 軒並みスポーツ大会が中止/延期になっているが、今になってこれ程に迄スポーツが心の糧になっていると気がつく迂闊さ。
 無くなって初めてその良さが解る・・・って、少し耄碌してきた証拠ですかなぁ (>_<)



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20200508:公開データー無いので ”信頼性” は今一(感染動向@コロナ禍) [雑感]

 大方の予想通り、4日(月)に緊急事態宣言の延長が総理大臣から発表され、前後して専門家会議委員から背景解説もなされた。
 が、素人ながら疑問が残った。

”実効再生産数” にどれ程の信頼性があるのか:
 感染者が他人へ感染させる実効値( “Effective Reproductive Number” )の事で、感染拡大 “測度” とされる。
 我が国のそれが
   3月25日:2.04 ⇒ 4月10日:0.71

とあった。

これが正しいとした場合に意味するところは:
 我が国のコロナ禍は
   五輪パラリン2020東京大会 “延期” 決定:3月24日

の頃は流行拡大最中だった訳で、この事は何としても “隠しておきたかった” 舞台裏があったって事だ(素人でも読み取れる)。
 国も東京都も延期決定後からにわかに “対策々々” ・・・って言い始めたのがその証拠で、国民への感染蔓延よりも五輪パラリン大会中止決定の方を恐れていた事になる。

ところが:
 この実効数が正しいとすれば、”収束” に向かっている筈の4月7日に最初の緊急事態宣言が出されたって事は、この数値を算出した数理モデルによる予測とは裏腹に “医療現場の逼迫” が深刻で、しかも検査を絞っていた為に “全体像が把握出来ていない” が故のこれまた “政治判断” だった訳だ。

事実:
 宣言前に日本医師会や東京都医師会の会長が “医療機能の崩壊間際” を訴えていた。
 専門家会議委員の多くが厚生労働省&感染研の息がかかった疫学系専門家筋で固められていて、的外れの "クラスター潰し" に勢力を注いでいる事への医療現場を預かる会員等が反撥って言うか、危機感を抱いたものと自分は捉えている。
 始めっから臨床系専門家多数を委員に加えていればこんな歴史的な失敗は回避出来ただろうに
 昔から、医師会は自民党の強力な支持団体の一つで、発言力は極めて大きく、追い詰められた政権与党側に無視する選択肢は無かった訳だ。

そもそもが:
 実効再生算数を割り出した厚生労働省クラスター班担当の北大院教授は “理論モデル” と言われているが、実際の大元は一種の情報伝達数理モデルで、モデルに特徴的なパラメターを過去&現在の実測データーを説明出来る様に調整し、動向再現を確認してから近未来を予測する(遠い未来予測出来る精度は無い)。
 物理学で言うところの理論とはほど遠い実学的な統計モデルに過ぎず、モデルの “一意性(Uniqueness)”、即ち、”唯一の解” である訳ではとうていのところ無い

 その上、統計学的評価対象となり得る母集団だったのかさえ明らかにされていない事から、限られたPCR検査から導き出した実効再生産数にどれ程の信頼性が伴うのか、極め付きの疑問だらけと想わざるを得ない。

 可能な限りのPCR検査を拡げた韓国とか米欧の様な国々だったら信頼性の高い統計的評価が出来ただろうに・・って、実のところ北大院の先生も内心は悔やんでおられるのかも知れない・・・は “深読み” 過ぎか。

 厚生労働省&感染研がPCR検査実態を始め臨床データーを溜め込んでいる為に、我が国には多数いる筈の数理モデル解析に堪能な学識者が取り組む機会を奪っているのが残念だ・・・これを “Jの悲劇” と言わんで何と言うのか(*1)
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(*1):大分前の投稿です:
 20200419:”K” の悲劇(ケネディ家@USA)/”J” の悲劇


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20200507:TV局の ”引き出し” が解る [気晴らし事]

 こうも “巣ごもり” が続くとTVを観るのも飽きてくる。
 ドラマなんぞ新規制作は中断されていて、昔の番組を再放するのが多い。
 が、見るに堪えられる番組はそうそうには無い。

 こう言う時、キー局の実力、つまりは “中身のある番組をどれだけ制作してきたか” が暴露されてしまうのだが、正直再度に渡って観る気が起こらないの圧倒的だ。

 そんな中、再放であっても見直す気になるのが皮肉にもNHKBSや有料BS/CSが垂れ流す映画やドラマ・シリーズだ。
 残念ながら海外版が多いのはやむを得ない。
 それだけ “凝ったシナリオ”&”達者な役者” に金をかけた番組に “限って” 輸入されてきているから当然と言えば当然だ。

 今度の巣ごもりで集中したのは、”主任警部モース” の相棒で今では警部に昇進しているルイス刑事を主人公役としたスピンオフものだ。
 主役が没してその相棒が主役に戻ってくる・・・って言う、珍しい筋立てのシリーズで、今現在のお気に入りだ。
 英米の刑事物では影ある人間性を追いつめた話が多いし、”お涙頂戴式” の正義感が無く、従って勧善懲悪とは限らない。
 不気味な後味を残す話もあって、実は “性に合っている”。
 へそ曲がりな自分が洋ものを好む理由であります。
 へっ!


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20200506:”知事が言うなら” 聴こうじゃぁないか(コロナ禍) [自分の事]

 総理大臣による “緊急事態宣言” 以降、”奇妙な” 事に気がついた。
 総理大臣も担当大臣も “外出自粛” の要請を乱発しているが、一方の自治体側では、これに加えて知事が
   “今度ばかりは、ここには来ないでっ!

と、”悲痛” な声で叫んでいる。
 地元民の健康問題を抱える自治体トップにとって、医療機能崩壊回避は最も身近な課題だから、無責任な地元外からの来訪者への呼びかけは “切実感” 漂う。

 頑固に営業を続けていたパチンコ屋も度重なる知事の要請には聴く姿勢を示すのも出始めている様だ。
 彼等は総理大臣や担当大臣がいくら呼びかけても要請に応える事はなかったが、知事の要請には一応、応える形だ。
 中には “指示” をもってしても従わない店舗もある様だが、その時はPCR検査受付所等として施設を “強制” 的に召し上げすれば良いのだ(知事の決意次第で法的にも可能)。

さて:
 自分の場合を考えた。
 黒岩神奈川県知事はこの2日午前10:00ジャストに
  「今年のGWだけは外出控えて」

と県民向けに一斉エリアメールを送信しており、この送信自体には賛否ある様だが、自分はその訴えに素直に応えて “巣ごもり” をしている。
 総理大臣とか担当大臣は自分が選んだ訳では無いが、自治体トップは選挙を通して直接選んだのだから、ここは要請に応えよう・・・って訳でありまする。

 我が国の国政トップは国会議員が選んで決める。
 その国会議員は我々が選挙で選ぶ訳だが、政党/派閥絡みで自分の見解が反映されている訳では無い。
 ましてや、モリカケ/桜/マスク/家で遊ぶ/30万円等々の失政で何ら形ある責任を取らない総理大臣の要請なんぞは、正直言って聴きたくも無い国民が多くいる筈だ。

だもんで:
 自治体トップの役割は大きい。
 そして、迅速なリーダーシップを示す知事が複数現れている事に、ほんのチコッとだが “救い” を感じる。

 これがきっかけになって内実伴う “地方分権” が進めば良いのだが・・・必ずしも “そうはならない” のが日本の現実なんだよねぇ・・・残念ながら年寄りは何回も観てきている風景なので、比較的に冷静・・・って言うよりも森鴎外並みの "諦念" だ。

 歴史家によると、我が日本はあの100年前の “スペイン風邪” からは何も学ばなかった数少ない国の一つ、またSARS/MERSにも奇跡的に襲われなかったが、新型インフルエンザが流行した時は特措法を成立させてアビガンを備蓄しただけで、未知感染症に対する医療体制整備には手をつけなかったと指摘していた。
 政府も、それに専門家委員会も諮問委員会も責任回避の言い方しかしないし、その “ツケ” が今だとも。

 今度は “何を学ぶのか”、それとも “何も学ばないのか”、気になるが、まぁ、年寄りの知ったこっちゃないか・・・なんて無責任な事言えないしなぁ(少しだけですが悶々としています)。


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20200505:所謂 ”テレワーク率” ↑ の方法 [ただの私見]

 コロナ禍を収める為の “外出自粛” 施策の一環として “テレワーク”、”リモートワーク” とか、”遠隔勤務”、要するに “在宅勤務” が推奨されているが、超大手、大手、それに続く準大手、及び IT-関連企業を除けば進んでいるとは言えない様だ。
 そのせいかどうか、接触削減目標80%には日本全国平均すれば遠く届かないのが実態だ。
 特にデスクワーク主体ならともかく、製造に関わる下請け/その下請け・・・等の中小&零細企業では発注元自体の意向無しには、例え国からの強い要望があってもそう簡単には受け入られるものではなかろう。

 それでも在宅勤務を極力進めるとなると、どうすれば良いのか。
 用役/交通/医療等々基幹部門や必要不可欠の製造業を除いた事務作業分野の在宅勤務率を大幅に上げる究極的な施策は “法人税削減” に尽きる・・・と自分は考える。

 あの口の曲がった政治屋が率いる財務省は猛反対するだろうが、この省は国民の健康なんぞには関心は持たないし、むしろ年金を貪る高齢者が罹患していなくなれば・・・なんて心の奥底では考えている筈だから反対しか考え無い。

 それでも総理大臣がこのコロナ禍の可能な限りの早期収縮を願い、経済再生を目指すのなら、外出自粛目標を実現させる為には、在宅勤務率と法人税を連動させて、努力した企業には例えば向こう5年間の大幅減税措置をする事だ。
 どんなに望ましい事であっても、性善説だけを待っていては目標達成はおぼつかないのは明かだ。
 ITの “底力” はある筈の我が国の事だ。
 行政トップの決断次第でIT-後進国となった我が国を大きく変える事も可能な筈だ。

が:
 秘書官&補佐官の言う事しか聴かないそうだから、今の総理大臣では出来そうにない・・・かなぁ。
 いや、誰がなっても・・・(泣き)

 ・・・と言う訳で、接触削減目標80%は限り無く遠いと想わざるを得ない。
 尤も、根拠非公開なもんで、”そもそも何故80%なのか” の理由も理解出来ていない自分ではありまする。


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20200504:”クイーン” のメッセージ・ソング(新型コロナウイルスと闘う人達へ) [雑感]

 新型コロナウイルス感染者の治療に自らの命を危険に曝して闘っている医療関係従事者へ向けた感謝の意を込めた歌:
  “You are the Champions'”
    by “Queen + Adam Lambert

が話題となっている。
 冒頭にメッセージ:
   To All You Frontline Warriors Fighting Coronavirus Around the World...

があって、例の “We are the Champions'” の歌詞を一部替えて3名が熱演している(YouTubeで鑑賞出来ます)。

 クイーンだけでは無く、“中国&北朝鮮を除いた” 多くの国々の極々普通の市民やアーティストが揃ってSNSを介してこのコロナ禍と闘う医療関係者への感謝の意を込めている・・・いま、私らはそう言う時代に生きていると言う事なのだ。
 勿論、”これは感謝の意を込めた” って事で自己満足しているだけとの批判が一部にはある事は知っているが、ここは素直にとりたい。

 第二次世界大戦以降、最大の惨事・・・と言う、EU政治家もいる程だ。
 我が国政治家にもこう言う歴史を俯瞰する視点を持って欲しい・・・と想うのは自分だけではないでしょう。
 外出自粛を国民に要請しながら、夜の性風俗街へ出向いた立憲民主党議員がいたがなぁ・・・こんな奴には “天罰” が下って欲しい・・・と想うのも自分だけではないでしょう・・・と信じたい。



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20200503:感染者数グラフの見方(新型コロナウイルス) [ただの私見]

 それなりに IT(情報技術)による社会基盤整備が進んだ国では、我が国厚生労働省に相当するウェブサイトを訪ねると、前日迄の感染者数( ⇔ 正確には "PCR陽性者数" = "感染確認者" の数 )及びその累計値が日付けを横軸として図示化されている(所謂、"スナップ・ショット" )。

 韓国&米欧の様にPCR検査を徹底的に進めている国のデーターは一目で傾向が見て取れるが、我が国の場合、意図的に絞った検査しかしていないから、増減が激しい図からそれなりの意味のある傾向を読み取るには “統計学上の技法” が必要だ.

 尤も、人口に対するこれ程の小数検体では統計処理の対象にならないとの見解も有り得る上に、加えて対象者が “陽性可能者” に限られている為に検体集団の特質が偏り過ぎている・・・って言う本質的論点を抱えている。
 更に週末の検体数/検査数が少ない事から、週始めのデーターは “特異的” で週央以降と同じ重みで観る訳にはいかない。
 おまけに国が、つまり厚生労働省&感染研が牛耳っている行政検査以外の民間検査会社の検査結果は金曜日辺りにまとめるらしいから、金曜日データーはやけに大きい数値がちになると言う。

それでも:
 余り正確とは言いかねるが、”一週間毎の単純平均” を見積もった値で大ざっぱな傾向を眺める事は可能だ(ついでに “±2*標準偏差” を加えれば親切というモンだ)。
 これで観ると、”緊急事態宣言後の怪しいと睨んだ感染者数の漸減傾向” が “可成り” はっきりと現れている(何方でも確認出来ます)。

 或いは、少し面倒だが、エクセルの計算機能を使って “周期を一週間” とした “日毎移動平均値”(直近7日間平均) で観る事も出来る。
 また、今回のコロナ禍平均潜伏期間≒2週間と言う事なので、直近14日間平均で日毎感染者数を観ていけば更に巨視的な傾向が見て取れる。

そんな訳で:
 TV報道でも、その日その日の感染者数の増減そのままで “一喜一憂” するよりは、少しだけの統計技法を加えてから “見える化” して貰えると皆さん “巣ごもりがい” があるんだ・・・って理解するのではなかろうか。

もう一つ:
 感染者 “致死率” の漸増気味を指摘/警戒する報道もあるが、感染者数及びその年代構成との重相関を精査してからでないとウイルスの感染力云々(←そういうシミュレーション屋先生がおられたので)・・・とは軽々には言えない筈だし、最も単純明快な解釈はPCR検査していない感染者が市中に “うじゃうじゃ” 増加していて、本当の感染者数が増大している・・・と言う事の可能性だろう。
 大量データーを相手にした統計的数理解析に関しては我が国には秀でた方がおられるので、クラスター潰しに精を出すよりは、厚生労働省&感染研は集約データーをすべからく開示して欲しいものだ。
 そうすれば、今は全く非公開なデーターを基にした同省クラスター班’ 数理モデルも "鍛えられて" 完成度が高くなろうと言うモノなのに。

 以上、温和しく巣ごもりを常態化させている年寄りからの細やかな提案で御座いまする。

因みに:
 こんな常識、誰でも思い付く筈だが・・・って訳で検索してみたら似た様な提案されている方、ネットで見つけました。
 ヤレヤレ・・・だぁ。

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20200502:60年振りに観た(”バッファロー大隊”@法廷西部劇) [気晴らし事]

 自分の世代では、邦画では時代劇(それも ”新諸国物語” = “白鳥の騎士”/”笛吹童子”/”紅孔雀” ・・・等々)、洋画では “西部劇” に嵌まった時期がある筈だ。
 特に西部劇は日本中で大フィーバーになった時期があって、TVでは毎夜の様に放送された時期もあった(中でも ”ローハイド” & “ララミー牧場” が双璧)。

 その中で、J.フォード監督の西部劇映画は王道版だった。
 特に “バッファロー大隊” はお馴染みの “騎兵隊” ものだが、珍しくも殺人事件に関わる法定ミステリーで、被疑者にされた黒人軍曹を白人中尉(J.ハンター)が弁護しながら真犯人を炙り出す・・・さながらあの ”情婦” とも比較し得る傑作だとは自分の感想だ。

 我が国では1960年に公開されたもので、封切りか二番館で観た記憶があったが、この3月23日にNHKBSで放送されていた。
 今は “巣ごもり” の時期で、運良く録画していたので先週央に何と “60年振り” に見直した。
 主題歌の調べも記憶通り/犯人も記憶通り・・・最近 “物忘れ” 気味になってきたのを気にしていたので、いささか “安心” した次第だった。

が:
 “大昔の事だから覚えているのよ” ・・・ とは我がワイフ殿の声だったが (>_<)

 異見ありと想いますが、J.フォードの最高傑作:”捜索隊”(主演:J.ウェイン) でもJ.ハンターは出ていたなぁ・・・そう言えばこれもNHKBSで放送していた。
 巣ごもり期間は西部劇集中攻撃だったのか・・・?
 あぁ、”アラモ” もあった様だ。


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20200501:岡江久美子さん逝く(俳優) [故人を悼む]

 4月23日に逝去。 享年63歳。

 ほぼ一週間前の当日午後のワイドニュース番組で速報が入り、MCが言葉を失っていた。
 “志村けん” さんの時もそうだったが、それ程の大きな衝撃で、またしてもコロナ禍の恐ろしさを見せつけられた想いがした。

 正直に申し上げて、自分は岡江さんが出演された連続TVドラマとかクイズ番組、更に朝の情報番組を観る機会はそうは無かったのだが、TVミステリドラマ:”森村誠一原作’終着駅シリーズ” は観ていた。
 西新宿警察署務め刑事(片岡鶴太郎さん)の奥様役で出演されていて、夫婦の何気ない会話の中に事件解決の緒を埋め込むのがお決まりの約束だった。

 自分は可成りの “偏見” の持ち主で、女優さんとか女性アナウンサーにはその心の片隅に秘める濁った “嫌らしさ” を感じるのが常なのだが、岡江さんにはそれがありませんでした。
 心が透明だったのだろうと想います・・・別の言い方をすれば、わざとらしく飾る様な事は無かった。

 報道に依れば4月3日に発熱、6日に容体急変して緊急入院され、PCR検査陽性判明はその後の事だったそうだ。
 発熱の段階でPCR検査/初期段階では効果ありとされる薬剤投与等の迅速な医療対応可能であれば救命可能だったのではないか・・・との指摘もあったようです。
 そう言えば埼玉県でも自宅待機させられている内に容体急変して死に至った例が複数あったそうだ。
 とすれば、これらは医療体制を守る為と称して ”その間際迄” 自宅待機させる厚生労働省の取り組みは犯罪にも等しい行為なのではなかろうか・・・そんな想いすら致します。
 ただただ、ご冥福をお祈りするばかりです。


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